Sep 16, 2006

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英語ダメ人間がカタコトになる方法 -1-

さて、せっかくなので私の場合についても説明しておきましょう。参考になるかどうかよく分かりませんが、カタコトくらいになる効果はあると思います。

ちなみに、私の元々のレベルは非常に低いです。中学校くらいのとき、英語は言葉ではなく、やる気の出ないパズルだと思っていました。学生のころは、ウラノラボに書いてあるのと同じような状態でした。

昔は理科数学しかできない典型的な理系人間で、高専に進学したため受験戦争の荒波から逃れ、英語レベルは中学生止まり。

さすがに海外に行ったことはあるし、曲がりなりにもシンガポールに2年間住んでいたけど、それは35歳過ぎてからでもう頭は固くなっているし、ほとんどウチにこもってインターネットしていたので、そういう経験はたいして役に立ってはいないと思います。

じゃあ、いちおうカタコト(通じなくもない)になるために、何をやったのか

中学校のドリルをやり直す

本屋に行くと問題集がたくさん並んでいるので、それの2年生と3年生分をやりました。「中学校英語を3時間で復習する本」というようなタイトルの本があるけど、読むだけではダメ。実際に練習しないと。ドリルには、各章の頭に簡単なまとめが付いているので、それを読んで、ちゃんと問題をやり直せば十分。1冊10日くらいかかりました。

絵で見る英語

でも、中学校英語には腑に落ちないところが、大量に合ったわけで。それを解消しないと、ただやり直すだけでは意味がない。そんなときに、目からウロコだったのは「絵で見る英語」という本です。20年以上前に、別冊宝島の「道具としての英語」で紹介されてました。とにかく古い本ですが、中学校英語以前の英語のキモが、絵だけで表されています。

ここで説明されているのは、Be動詞とgetとtakeという基本的な動作と、あと前置詞を少し。もうそれだけなんだけど、そういう基礎になるところが感覚的にわかってくると、中学校英語もフに落ちる。たとえば「This is ***」が「これは***です」なのに、「There is ***」が「***がある」と訳すのは何故かとかね。

ちょっと分厚いように見えるけど、後半半分は練習問題なので、前半だけで十分。

英単語は日本語に対応付けないで、イメージと結びつける

単語を日本語に対応付けてしまうと、その言葉を聞いたり読んだりしたとき、変換にひと手間かかって、反応が遅くなります。だから、英単語は日本語に対応付けないで、イメージと結びつける。そうすると、ヒアリングするときに大きく効いてくる。

目の前に自転車があったとしましょう。それは「自転車」と呼んでもいいし「チャリンコ」と呼んでもいい、名古屋方面なら「ケッタ」と呼んだりするし。でも、頭の中に思い浮かべるものは、2つのタイヤを持ち鉄パイプでできた乗り物が思い浮かべていますよね。それに結びつける。

「自転車」という日本語の言葉を聞いたとき、頭の中には、同じそれが思い浮かびますよね。「チャリンコ」でも「ケッタ」でも同じはず。だから、「bicycle」と聞いたら「自転車」という日本語を思い出すのではなく、その言葉が指すイメージに結び付けるようにする。特に、動詞や形容詞みたいに、ちょっと抽象的な言葉だと効果的です。じゃあ、どうするかと言うと・・・

単語は自分の生活に合わせて覚える

「英単語を覚えよう」とがむしゃらにそれだけやる必要はない。自分が生活する場面に合わせて覚えればいい。そうやって覚えた言葉は簡単に身に付くし、なかなか忘れない。自分の頭の中にイメージのない言葉は、そもそも覚えられない。

覚えるときは、街中で、具体的な物を見たときに、言葉を思い出すようにする。自転車をみかけたら、頭の中で「bicycle」と言ってみる。口に出すともっといい。とにかく、自分が日常見たり使ったりする物を片っ端から英語の単語で表現できるようにする。

普段は、チャリンコと呼ぶけど、実家に帰ったらケッタと呼ぶし。相手が英語を理解するときだけ、bicycleと呼べば通じる。そうやって回路を切り替えできれば、話が早い。結局のところ、使いたい英語は自分に関係のあるものだけ。

普段使っているカタカナ言葉が、そのまま通じることがある

いちおう大人なので、日々ものすごくたくさんの言葉を使っている。そうすると、英語から来た言葉とかや、その言葉の背後の感覚を理解している場合もけっこうある。そういう言葉は、案外意味が想像つくし、これも記憶に残りやすい。

「エスカレータ」と言えば、建物の階を行き来する自動階段ですが、「Escalate」といえば、段階的に拡大したり上り下りすること、「エスカレートする」という言い方もあるし。

「プロパティ」と言えば、Windowsでは右クリックで出てくる設定ダイアログのこと。英語の「Property」は、財産とか所有物、主に不動産で使うらしい。物の背後にある見えない価値みたいなイメージではないかと思う。このほかにも、コンピュータ関係の用語に似たものは、想像が付きやすいし、印象に残りやすいみたい。

で、こういうのは、ある程度英語を使うという環境に飛び込んでみれば発見できる。自分で発見すれば、それだけ印象に残るし忘れない。ただ文法だけ単語だけ勉強しても、記憶に残らない。あんまり出来なくてもいいから、どんどん英語のコンテンツを体験してみるのが良いんじゃないかな。

ふだん日本語で読んでいるのと同じような英語コンテンツに挑戦する

英語の学習法で、雑誌「TIMES」を定期購読しましょう、とかいうのがあるけれど、同じような日本語の雑誌(って何だ、週刊ダイアモンドとかか)を読んだことがない人には意味がないと思います。どうせなら、ふだん日本語で読んでいるのと同じような英語コンテンツに挑戦する

たとえば、普段スラッシュドットを読んでいる人なら、英語版のSlashdotも案外簡単に読めると思う。Engadget Japanを読んでいるなら、オリジナルのEngadgetを読んでみる。どちらも、扱っている内容や立ち位置も良く似ているし。

最初は、見出しだけざっと眺めるくらいで良いんじゃないかな。その代わりそれを多読する。3日でいいから、毎日見出しだけ眺める。するとアラ不思議。すると毎日少しづつ、なんとなく意味がわかるニュースが増えてくる。本当です。その上、日本語にニュースが翻訳されるより、1-2日ほど情報を早くつかむことができます。

ただし、これでもまだ難しすぎる場合がある。特に、くだけた口調で書いてある英文は、省略やスラングが多いので、けっこう大変かも。もっと簡単なのはないか、という話は次回。

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