Oracle、OpenOffice.orgをApache財団に寄贈

びつくり!

ニュースソースは、この3つ2つ

OpenOffice.orgコミュニティの分裂は、オラクルのせいだという論調があるけれど、SunのStardivisionとコミュニティ系の開発者のコミュニケーションには元々課題があったからなぁ。SunからOracleに看板が変わっても、コミュニティに相対する人たちの顔ぶれは、さほど変わっていなかったってこともありうるわけで。なので、何でもオラクルのせいみたいに述べる記事は、ちょっとどうかと思う。

SourceForge.JP Magazineの記事には「これにより、これまでLGPLで公開されてきたが、Apache License 2.0を採用する」とあるが、ニュースソースを確認できませんでした。一般に著作権者でない限り、LGPLからAPLへライセンス変更できないのだけれど、まあ、Sun->Oracleは、OpenOffice.orgの著作権を持ち、貢献者からも著作権同意を取り付けている。だから、今後ライセンスが変更されることもあるのかも。

じゃあ、なぜThe Document Foundationではなく、Apacheなのか。私の予想は「POI」(Apache POI – the Java API for Microsoft Documents)との親和性。OracleもIBMもApacheも、サーバーサイド(とクラウド)にメリットを見出しているんじゃないかな。感覚的な話だけれど。OpenOffice.orgとLotus Notes/SymphonyとPOIが連携性を高めていったりして。あ、POIのスポンサーはMicrosoftじゃなかったか?

追記:2011-06-08