Webページのようにアプリが開発できるFirefox OS。スマホだけでなく、デスクトップ版やAndrod版のFirefoxブラウザでも、クロスプラットフォーム環境として同じアプリを動作させることが可能です。
そこで今回も、第1回のゲーム編、第2回のゲーム開発編に続いて、電卓や時計・エディタといった便利ツールを紹介します。
Firefox OSスマホを身近な人にオススメしたいけど、実機がないという場合、ぜひデスクトップ版やAndrod版のFirefoxブラウザで試してみてください。
1. フラットデザインの科学電卓:Good Calc
シンプルながら強力な機能を持った電卓です。横型のときは、三角関数や対数を備えた科学電卓としても使えます。そのほかに、ヒストリー機能やカッコも利用できます。ソースコードは、GPLv2で公開されています。
2. 16進数で背景色が変化する:Hex Clock
Hex Clockは、その名のとおり、16進数で背景色が変化する24時間式のデジタル時計です。時間は、#000000から#235959まで変化して、それに合わせて、背景色が16進表記されたRGBカラーに変化します。Jacopo Colo氏のオリジナルアイデアをFirefox OSに移植したものだそうです。
3. シンプルでシックなメモ帳アプリ Quick Note
とてもシンプルなメモ帳アプリです。渋い色合いで、長く使っても飽きのこないデザイン。auのFx0にも、合いそうです。
4. 気軽に描けるお絵かきツール Touch Paint
基本的な機能にしぼり込むことで、気軽に描けるペイントツールです。縦型でも横型でも利用でき、向きに合わせてツールパレットの位置が変わる親切設計。写真など、手元の画像も読み込むことができます。
5. 測りたいときに、もう困らない Ruler
ちょうど使いたいときに、デスクの上で見つからないのが定規。Rulerは、そんな
定規を画面上に表示するアプリです。センチとインチの両方の目盛を持ち、ディスプレイのサイズに合わせて、表示される目盛の範囲がきちんと変化します。
6.1964年スタイルの元祖BASICシミュレータ Basic Basic
初期のプログラミング言語のひとつであるダートマスBASICのシミュレータです。DTTS(ダートマス・タイムシェアリングシステム)もふくめてシミュレートされているため、6桁のユーザーナンバーを入力して使い始めます。関数もINPUT命令も文字列もサポートされていませんが、素朴なプログラミングスタイルを体験することができます。
7.あなたもマシン語マスター? Moss
BASICプログラミング言語を紹介したら、アセンブラも取り上げないわけにはいきませんよネ。MOSSは、ファミコンなどに使われていた8ビットCPUのマシン語変換ツール&エミュレータ。サンプルプログラムも付属していますし、ネットで多くの解説資料が見つかるので、これを機会にマシン語プログラミングにチャレンジしてみては、いかがでしょうか。
8.素数計算ベンチマークツール Prime Numbers Calc
ちょっと脱線気味なので、最後に、もうすこし便利なツールを紹介します。「Prime Numbers Calc」は、指定した数までの素数を計算して、その計算時間を測定することで、マシンの性能を計測するベンチマークプログラムです。いろいろなFirefox OSマシンの性能を比較してみるのも、面白そうですね。
というわけで、脱線しながらも、Firefoxで動作するちょっと便利なツールを紹介してきました。
このようなツールは、アイデアやデザインセンスが異なる数多くのバリエーションが存在しています。Firefoxユーザーにとっても、自分好みのツールをスマホとパソコンで共通でつかえるメリットがあります。ぜひ、周りの方に勧めてみてください。