10月のニュースですが、大事なポイントを見逃していました。IDC Japanが発表した国内オープンソースソフトウェア利用実態調査結果です。国内企業3,939社に対する1次調査において、「OSSをすでに導入している」もしくは「導入を検討している」という企業1,088社を抽出し、OSSの利用実態について調査(2次調査)を行ったもの。
Apache案件が多いというのはもっともなんですが、第4位が「OSSのオフィススイートの導入」。すでに実施しているが17.7%、実施を検討しているが20.5%、となっています。「Linuxデスクトップの導入」が第6位。
- 国内オープンソースソフトウェア利用実態調査結果を発表
- 「景気後退でOSS検討,デスクトップでの関心も高まる」,IDCが利用実態調査 – ITpro
- IDC、国内オープンソースソフトウェア利用実態調査結果を発表 – ITmedia エンタープライズ
1次調査の対象である国内企業3,939社として計算しなおすと、「OSSのオフィスソフトウェアの導入」が4.9%、「OSSのオフィスソフトウェアの導入を検討」が5.7%になります。
参考:
IDC Japanの調査報告に見るOSSのオフィスソフトウェアへの関心
http://sourceforge.jp/forum/forum.php?forum_id=20631
それと、「OSSのオフィスソフトウェアの導入を検討」は20.2%ではなく、20.5%。
M.Kamatakiさん、コメントありがとうございました。
1次調査を対象とした数字も面白いですね。OSCのアンケート結果とか、比較しても良いかもしれません。
ご指摘頂いた数値を修正しました。