かもめの開発2007 プロジェクト、日本語レイアウト機能を向上させるOpenOffice.org追加パッチをリリース

Lunch Atop a Skyscraper
Photographer Balakov

これは、IPAの2007年度 オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業(第2期テーマ型(開発) 公募)が支援により、サン・マイクロシステムズ株式会社が中心になって開発した。ワープロ機能(Writer)の「均等割付の追加」「縦書き時のふりがな位置の改善」「Word ファイル読込時のレイアウト崩れ対策」と、表計算機能(Calc)のふりがな関数(PHONETIC関数の追加)を行っている。本プログラムは、バージョン2.4に対する追加パッチとして公開されている。

開発の成果は、すでに3.0や3.xへの取り込みを目指して、いくつかのIssueとして登録済みだとのことなので、近い将来、この機能を実装したOpenOffice.org正式版が登場するものと期待される。

関係者の皆さん、ご苦労様でした。これは、大きな成果ですね。日本語版を活用するためには、欠かせない機能ばかりだと思います。CJK版としても、評価されるのではないでしょうか。ぜひとも、もう一息、正式版に取り込まれるところまで、ガンバッテ下さい。日本で、このバージョンが使われ始めれば、ある種のマーケティングリサーチとしても機能するのではないかと思います。プレスリリースとか流すと、各種IT系Webメディアでも取り上げられるかも知れませんので、一層効果的かと思います。

Good Job!

PS. 独自ビルドではなく、追加パッチだということに窓の杜の記事を見て気づきました。インストール手順にも、そう書いてありますね。という訳で、記事タイトルなどを修正。実際に入れて試してみないとダメだね。