小文字と大文字、英語の打ち方。

さて、キーボードの動作は、
このキーボードの歴史といっしょに、
機能アップしてきました。

日本語のキーボードは、
Apple][などアメリカのパソコンの英語キーボードに
日本語機能を追加したモノです。

ここで、もうちょっと詳しく
英語キーボードの機能を見ていきましょう。
あなたのパソコンでも
日本語入力をオフにしたり、直接入力にすれば
英語キーボードと同じ働きになりますので
試してみてください。

英語キーボードは、こんなふうです。
キートップに印字してある文字が少ないので
ずいぶんスッキリしています。

実際に入力してみましょう。

[A]のキーを押すと、小文字で”a”と表示されますよネ。
[SHIFT]キーを押したまま[A]キーを押すと
大文字の”A”が入力できます。

これは、他のアルファベットのキーでも同じです。
[SHIFT]キーは、キーボードの左右にありますが、
どちらでも同じように動きます。

10本の指を全部使って入力するタッチタイピングでは、
左にあるキーを大文字にする時には、
右の[SHIFT]キーを押し、
右にあるキーを大文字にする時には、
左の[SHIFT]キーを押します。

上段に[1/!]キーがあります。
今度は、これを押してみましょう。
数字の”1″が入力されました。
[SHIFT]キーを押したまま[1/!]キーを押すと
記号の”!”が入力できます。

英語キーボードは、数字と記号が、
キートップの上下に印字されています。
そのままキーを押すと、下の文字”1″が入力され、
[SHIFT]キーを押しながらだと、上の文字”!”が入力されます。
キーボードの右側に記号のキーがたくさんありますが
これも同じように使います。

数字の”0″には、上の文字が書かれていませんよネ。
ですから、このキーだけ[SHIFT]キーを押しても
何も入力されないのです。

日本語キーボードでは、
この他に「ひらがな」や日本語特有の記号が
キートップの右側に印字してありますが、
これは、あとから追加されたモノなので
そのままでは入力できません。

昔の機械式のタイプライタは、
レバーに文字が刻まれてました。
文字の数だけレバーがあって、
ボタンを押して、そのレバーを紙に叩きつけたのです。
小学校で、ピアノの中をのぞいたコトがありますか。
あんな感じです。
紙とレバーの間には、
カーボン紙のようなリボンが挟まるようになっていて
これで文字を打ち出していました。

このレバーには、”A”と”a”の2つの文字が刻み込んでありました。
[SHIFT]キーを押すと、このレバーの位置が少しずれて
大文字の”A”と小文字の”a”を打ち分けていたのです。
レバーをずらす(シフト)させるから、[SHIFT]キーなのです。

補足

本当を言うと、英語キーボードと日本語キーボードは
違うトコロがいくつかあります。

特に、記号については、キーの配置が少し違っています。
(日本語キーボードはJIS配列、英語キーボードはASCII配列)
また、メーカーや製品によって
外側に配置された特殊なキーの配置が違っています。
デスクトップパソコンとノートパソコンでも違います。

でも、アルファベットの位置は同じだし、
[SHIFT]キーで大文字になる動作も同じなので、
この連載では、同じモノと説明しています。