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2003-12-18:はじめに

パソコンを始めるとき
一番最初に登場するのが、マウスの操作です。
「クリック」とか「ダブルクリック」というのが出てきます。

「ここで、スタートボタンをクリックしましょう」なんて言われます。
でも、なぜそこで"クリック"するんでしょう?
別の場所でクリックしても、何も起こらなかったりします。
「そこでは、ダブルクリックします」
なぜでしょう?
クリックとダブルクリックは、どう違うんでしょう。

マウスには、右と左の2つのボタンがありますが、
いったいどっちを押せばいいんでしょう。

 

 

パソコンは、「感覚的に使えるように」と作られてきました。
でも「感覚的にわかるはず」と、誰もちゃんと説明していないのが現状です。
使える人は、「このくらいでわかるはず」と思ってしまうのでしょう。

たとえば、パソコンの初心者向けの解説書には、
「クリックは、マウスの左ボタンを1回押します」と書いてあります。
でも、なぜその動作をクリックと呼ぶのかわかりません。
なぜ、そこでクリックなのかも説明がありません。
その説明がないせいで、多くの人が、
感覚的な操作のルールを見逃しています。
あなたも、そんなルールなんて聞いたことがないと思いませんか。

じゃあ、その感覚のルールを説明しましょう。
そのルールがわかれば、パソコンを自分で推理して操作できるようになります。
パソコンが感覚的に使えるようになるのです。
はじめて使うソフトウェアでも、何となく使えるようになります。
本当です。

知り合いに、このルールを教えたら
「ワタシも使ったことがないソフトがあって、
 課長さんに"ここでどうやるんだろう?"って聞かれたんだけど、
 "右クリックしたらどうでしょう"って言ったら、
 ちゃんと使えたんです!」
なんてコトもありました。

このテキストの目的は、パソコンの基本操作の意味を
ちゃんと知ってもらうことです。
パソコンが苦手な人のために、
マウスの使い方や基本機能について、連載していきます。

ここではWindowsの操作をとりあげますが、
MacintoshやLinuxのマウス操作も同じようなルールを持っています。
ひとつのルールがわかれば、それを別のルールに置き換えるのは
そんなに難しくありません。

日本語の入力については、
別のテキスト「キーボードは人差し指で」を用意してあ ります。
合わせてご覧下さい。

では、スタートです。

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