OpenOffice.orgコミュニティを、もっと拡散させよう。

日本におけるOpenOffice.orgのコミュニティが、また一段と拡散した。

素晴らしい。

「多様性は善」であると、 Rubyの開発者であるMatzさんが言っている(参考1参考2参考3)。それは、OpenOffice.orgのコミュニティにも当てはまると、私は思う。

統合オフィスソフトという道具は、人々の活動の多くの場面、目的も条件も全くことなる、様々な場面でチカラを発揮する。それを支援する活動にも、様々な形態と思考が必要になるはず。多様性がなければ生き続けられないし、生き延びられない。だから、今回のような「日本OpenOffice.org&ODF利用推進グループ」が立ち上がることは大歓迎。OpenOffice.org日本語プロジェクトやOpenOffice.org日本ユーザー会や日本OpenOffice.org&ODF利用推進グループだけじゃなく、もっともっと増えるとイイ。

そのとき重要なのは、分裂ではない(それは兵力の分散となり弱体化するだけ)。同じような属性をもったカタマリが小さくなるんではなく、異なる目標と生存条件を持ちながら独自性を獲得することが欠かせない。統合オフィスソフトを取り巻く環境はあまりにも多様なので、全体に浸透していくためには、各々の活動条件と各々の目的のためにワガママに振る舞う必要がある。それがダイナミズムを生むと共に、そこから相互支援的なエコシステムが立ち上がってくることを期待している。

と書いてはみたけれど、何だかよく分からない文になってしまった。

あとは、日本でのOpenOffice.orgの利用促進につながるような、開発を支援する基金みたいなものが立ち上がるといいんだけどなぁ。一人か二人分くらいでいいので、コミュニティのコアにつながる開発者を継続的に支援する仕組みがあるといい。ビジネス系の集まりは、そういったあたりが(自分たちの目的にも合致して)やりやすいと思うんだけど、如何なもんでしょう。