財団法人地方自治情報センター(LASDEC)は、被災者支援状況の総合的な管理ツールである「被災者支援システム」のオープンソース化を発表しました。このシステムは、阪神大震災での経験と教訓、情報化のノウハウを活かして西宮市が開発。汎用Webシステムとしてさらに進化・リニューアルし、全国の地方公共団体に無償で公開・提供されています。被災者支援、避難所関連、緊急物資管理、仮設住宅管理などの機能があります。Linux, PostgreSQL, Apache, PHPのオープン環境下で稼働します。
- 西宮市情報センター|被災者支援システムの概要
- (急告)「被災者支援システム」のオープンソース化を実施 :東北地方太平洋沖地震等への対応について – 財団法人 地方自治情報センター(LASDEC)
- 被災者支援システム Ver.4.01 ダウンロード:被災者支援システム 全国サポートセンター
ITproに記事がありますね。また、日立情報システムズが、このシステムを自治体にクラウド型の無償サービスとして提供するそうです。
- 阪神大震災の経験を生かした「被災者支援システム」、地方自治情報センターがオープンソース化:ITpro
- 「阪神・淡路大震災の恩返し」、西宮市が被災者支援システムを無償公開へ – ニュース:ITpro
- 日立情報システムズ、被災地域の自治体に対して被災者支援システムを無償サービス提供
PS.
スラッシュドットに掲載された記事では、「ソースコードを公開」という表現になってます。まあ、利用許諾条件は、掲載されている情報だけでは不明確で、オープンソースの定義に合致するかよくわかりません。なのえ、本記事のタイトルも微調整しておきます。
あと、自治体系では、こういうのもあるらしい。仕分けだな。