ギーク向けスマホ「Fx0」を導入した感想
auが、2014年12月に発売開始したギーク向けスマホ「Fx0」。第3のプラットフォームと呼ばれるFirefox OSを搭載し、高機能で軽快に動作します。
私は、スマートフォンやケータイ電話のヘビーユーザーではないと思っています。スマホとしてここ3年、SamsongのGalaxy S2を使っていました。iPhoneは使ったことがありません。
そんな私が、実際にFx0を常用してみた感想をお届けします。
これまでのスマホの利用レベル
先ほども紹介したように、ここ3年ほどは、Galaxy S2を使ってきました。
使っているアプリは、GmailとWebブラウザ、いくつかのSNSツール(家族との情報共有にLINEとGoogle+、知人との連絡・情報共有にTwitterとFacebook)を使うくらいです。最近、個人営業で仕事をするようになったので、GoogleカレンダーとGoogleマップ、名刺管理ツール(eight)を常用するようになりました。あとは、アラーム(目覚まし時計)とか電卓とか、メモ帳がわりのテキストエディタと、ヤマダ電気のポイントアプリを、ときどき使っていました。
通信にはWiMAXが使えるようになっていましたが、月間のデータ通信量は1GBくらい。バッテリーの持ちが悪いのでGPSはオフにしていました。ソーシャル系のゲームは、まったくやりません。音楽や動画は、スマホではやりません。
マニアックにスマホを使いたおしたり、流行りモノに挑戦するのではなく、実用の道具として日常的に使うという感じです。
Fx0を使ってみた
さて数日前にFx0を入手しまして、ここ3日ほど常用しています。
重さは、Galaxy S2とほぼ同じくらい(GS2=約139g、Fx0=約148g、iPhone6=約129g)。ワイシャツのポケットに、すんなり入ります。冒頭の写真は、購入したFx0を鏡で自撮りして左右反転したもの。サイズが小さく見えるのは、私の手が大きいせいかも。
背面には、網目状の突起加工がしてあって、適度にザラつき感があり持ちやすくなっています。画面は明るく、視認性も高く感じます。展示品などを見たときよりも、手元にあるほうが、質感が高い印象を受けました。これなら、長く手元にあっても飽きがこないかも。
バッテリーは、Galaxy S2と比べて、長持ちするように感じます。以前は、電車のなかで20分くらいスマホをいじっていると、バッテリーが2/3くらいに減ってしまい、会社ですぐに充電する必要がありました。一方、Fx0は、同じくらいの時間使っても、ほとんどバッテリーは減っていませんでした(旧スマホのバッテリーが、へたっていた可能性があります)
アプリ間の切り替えは、非常に高速です。Firefox OSは、ホーム画面もアプリもブラウザ上で動作しているために、ワンタッチで切り替えることができますし、へんなモタつきはありません。
アプリについて
まったく新しいスマートフォンプラットフォームであるFirefox OSなので、アプリについても気になると思いますが、日常的に使う実用アプリは、ほぼそろっていて、特に困ることはありませんでした。
メールとスケジューラは、GmailとGoogleカレンダーに、すんなり接続できました。FacebookとTwitterも専用アプリがあり、そのままIDを共有できました。ただ、LINEは、ID検索にしか対応しておらず、電話番号だけでは相手を見つけることができませんでした。Google+もアプリがなく、ブラウザから利用しています。
Googleマップも専用アプリはないのですが、標準装備されているNaviTimeを利用しており、ほぼ問題なく使えています。
目覚まし時計と電卓は、Market Placeから手ごろなものを物色中です。
細かな点ですが、メールアプリには、Gmailに優先トレイ機能がなかったり、カレンダーの予定に場所を入力しておくと、マップにリンクされる機能がないというように、使い勝手に細かな違いがあります。とはいえ、これらの違いは、Android OSやアプリのバージョンアップ、機種変更によっても違ってくるところだと思います。
というわけで、このまま常用ツールにしてしまっても、まったく問題ないというのが正直な感想です。これまで使っていたGalaxy S2をフィーチャフォンに切り替えて、2台持ち運用に切り替えたいと思います。