Flat-File CMS
Flat-File CMSは、1ページ1ファイルで実現するCMS(Contens Management System).
メリット
- シンプルでスピーディ(DB不要)
- インストールが簡単(ファイルを放り込むだけ)
- Markdownで書ける
- バックアップや移行が容易
課題
利用するためには、Markdownファイルを作成してアップロードするツールが必要です。
PicoやGravのような高機能なFlat-File CMSの場合は、編集用プラグインが用意されています。
一方、求められるMarkdownの形式は、より厳密になる傾向がある印象。
けっきょく、自分で作ってみた
短いPHPファイルと、JavascriptによるMarkdownパーサーで構成されています。
Singularity CMSとMDwikiにインスパイアされて作りました。
- データベース不要
- サーバー負荷が軽い > Markdownのレンダリングはクライアントで実行
- インストールが簡単 > ファイルを放り込むだけ
- Google検索に対応
- 特定のテンプレートエンジンに依存しない
- カスタマイズが柔軟(Bootstrapとmarked.jsを利用)
主なFlat-File CMS
- データベースを使わない Flat-File CMS という選択肢
- GitHubで人気の高いCMSランキング (2016年6月版) - Qiita
- A List of the Best Flat File CMS
MDwiki
Javascriptで100%クライアントサイドで動く。手軽に使うなら、これがお勧め。
ただし、サーバーに設置しても、Google検索には引っかからない。
Singularity
40行ほどのphpファイルと.htaccessファイルで構成されたシンプルなFlat-File CMS。 Markdownのパースには、Strapdown.jsを利用している。
ナビゲーションとカスタマイズが不要なら、シンプルでいい。ネット検索にもひっかかるし。
dropplets
ブログに特化したシンプルなCMS。以前と配布サイトが変わっているので、古い記事だとリンク切れしているかも。
Pico
割とシンプルながら高機能。プラグインやテーマも揃っている。
- Pico - A stupidly simple, blazing fast, flat file CMS.
- 【Pico】データベースを使わない、Markdownで記述する軽量CMSを使ってみた。 | Developers.IO
Grav
けっこう高機能。ちょっと本格的に使うなら、このあたり。
インストールするには、「Grav Core + ADMIN Plugin」をダウンロードして、解凍したら、それをWebサーバーに放り込むだけ。あとは初回起動時に、管理用IDの登録画面が開く。