ITpro – オープンソースにいまだにある誤解

ITproで、久しぶりに生越さんのコラムが更新されていました。

「消え去るのみ」と思っていた私が、「やっぱり書こう」と思ったのは、twitterでの「とあるソフト」についての一連の議論でした。ここではそのソフトが何であるかはどうでも良い話ですし、関係者をdisする意図もないので、それが何であるとかのポインタは示しません。分かる人は「お察し下さい」ということで。

ということなので、今回は実例部分には立ち入りません(笑)。

このコラムで私が共感したポイントは「直接「技術」や「ビジネス」あるいは「コミュニティ」でない、その外側に案外理解されていないことが多いということに気がつきました。」というところ。

今でも、オンラインソフトを作る人は大勢いるわけで。そういう人たちも、ここ数年、オープンソースという言葉を目にする機会はずっと増えたはず。たとえば、FirefoxやOpenOffice.orgやFFFTP。あるいはWebサービスを作って見ようと思えば、やっぱりOSSは無視できないし。RubyのMatzさんのように、わりと普通の人からみてもロールモデルとかあこがれの存在になる人の例もある。

それでも結局、ほとんどの人にとって、オープンソースはどうでもいい。WindowsとMacの違いさえ、たいした違いではない。だから、オープンソースの側から、普通の人の側に立脚点をおいて、できるかぎり普通の言葉でオープンソースとライセンスについて語ることは、とても重要。