WordPressの情報サイトであるWP-Dに、5分で分かる WordCamp/ThemeForest GPL 論争の流れという記事が投稿されました。ThemeForest というサイトでテーマ販売をしていた開発者が WordCamp のスピーカーや運営者としての参加を断られたという出来事を発端に、WordPressテーマのライセンスに関する議論が再燃しているそうです。WP-Dでの投稿では、この出来事に関連して、WordPressテーマのライセンスについて、あらためて分かりやすく解説しています。
さて、私が思うに、この件を理解するポイントは、次の二つを区別することにあると思います。
それは、「WordPressテーマの利用条件(ライセンス)」と「コミュニティサービスの参加ポリシー」です。
WordPressテーマは、WordpPressの一部なのでライセンスは、そのPHPコード部分にGPL系ライセンス(GPL2またはそれ以降)が必ず適用されます。この記事では、PHPコード部分を分けてライセンスを適用することを「スプリットライセンス」(分離ライセンス)と呼んでいますね。
いっぽう、 WordCampというイベントは、コミュニティに向けてサービスです。このようなコミュニティサービスは、利用条件とは
別のルールで提供することできます。今回は、「スプリットライセンス」を許容しないイベントということですね。
コミュニティ活動にどんな思想を盛り込むか、その結果としてどんな人たちが集まってくるのか、今後の展開が気になります。
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