The GNU 30th banner CC-BY-SA 2.0. © 2013 Free Software Foundation.
GNUプロジェクトが、9月23日に30周年を迎えました。
関係各方面では、記念イベントが開催されたり、まとめ記事が公開されたり、いろいろしています(当サイトは、相当出遅れていますが)。
なにはともあれ、この活動を継続してきたrmsことリチャード・ストールマンに敬意を表するとともに、その影響力の大きさをかみしめつつ、関連情報を整理しておきます。あと、「自由としてのフリー(2.0)」のPDF版とODT版を作成して配布中。
- GNUプロジェクト30周年──すべてはここから始まった | サイボウズ式
- 「GNUは衰退しました」「自由都市としてのフリーソフトウェア」、あるいは「『ハッカーはクラッカーじゃない。』の30年」──GNUについて知るワークショップ | サイボウズ式
- GNU、30周年を迎える | スラッシュドット・ジャパン オープンソース
- 安藤幸央のランダウン(66):フリーソフトウェアGNU30周年と開発環境、開発ツールの歴史を振り返る – @IT
- GNU – Wikipedia
コレに合わせて、GNUプロジェクトの「GNU宣言」が、自由と無償をより意識して使い分けるなどした新約版が公開されています。
さらに、リチャード・ストールマンの伝記『自由としてのフリー(2.0)リチャード・ストールマンと自由ソフトウェア革命』日本語全訳が、GFDL1.3で公開されています。翻訳者は、後藤洋さんと弓削光好さん。素晴らしい。
- 自由としてのフリー(2.0)リチャード・ストールマンと自由ソフトウェア革命 – lealea
- GNU30周年にあわせ、rmsの伝記『自由としてのフリー(2.0)リチャード・ストールマンと自由ソフトウェア革命』日本語訳が公開 – YAMDAS現更新履歴
さて、すっかり出遅れてしまった当サイトとしては、GNUプロジェクトの何たるかに、あらためて付け加えるポイントもなく、どうしたものかと考えた結果、「自由としてのフリー(2.0)」のPDF版とODT版を作成して配布することにしました。
日本語訳サイトで配布されているテキストをLibreOfficeに流し込んだだけで、まったく修正していませんし、ただただしさんによるEPUB版(コレとかコレとか)も作られているようですが、タブレットやPCで、ちょっとばかり読みやすくなるのではないかと思います。ご活用ください。
なんにせよ、スティーブン・レビーの「ハッカーズ」で、最後の真正ハッカーと呼ばれていたリチャード・ストールマンが、GNUプロジェクトを30年も続けてきて、世界の変化に影響を与えてきたのはすごいことです。