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CC「BY-NC-SA(表示 – 非営利 – 継承)」であることに、むしろ驚いて欲しい

『Wired』誌創刊時の編集長ケヴィン・ケリーのエッセイ集。達人出版会からCreativeCommons「BY-NC-SA(表示 – 非営利 – 継承)」で登場。

ところで、twitterの反応では、本書が「無料」であることに驚かれている方が少なくないようです。しかし、どちらかというと、「無料」ということよりもCreative Commonsライセンスを使った「自由」な電子書籍であること、しかも「BY-NC-SA(表示 – 非営利 – 継承)」であること、の方にむしろ驚いて欲しい気もしています。第三者が翻訳を呼びかけ、それに応えて翻訳されたものがブログで公開され、それを読んだ者が電子書籍化する、という流れは、自由なコンテンツの活用を促す枠組みがなければありえなかったことです。
『ケヴィン・ケリー著作選集 1』を公開しました – 達人出版会日記

達人出版会は、志が高いので安心です。


インプレス、電子出版業界向け無料電子雑誌「OnDeck weekly(オンデッキ・ウイークリー)」を提供

インプレスグループの株式会社インプレスR&Dは、コントロールドサーキュレーション(特定読者向け無料雑誌)として電子雑誌「OnDeck weekly(オンデッキ・ウイークリー)」を提供だそうです。で、同日から登録読者に無料で提供すると発表したことで、親会社のインプレスの株がストップ高。へー。

OnDeck weeklyは、電子出版ビジネスの最先端情報に関心を示す読者によって支えられた無料メディアです。アンケートに参加していただいた方に無料で提供します。
今後主流になるとおもわれる電子書籍フォーマット(EPUB&Kindle)で発行。最新情報を最新フォーマットで入手したい方に最適です。
電子出版ビジネスのためのデジタルファースト電子雑誌 Impress Digital Weekly「OnDeck」(オンデッキ)

だそうです。電子書籍マーケットの立ち上がりを前にして、電子書籍”業界”ビジネスとしては旨いかも。

コントロールドサーキュレーションとは。


TUTAYA店頭で、雑誌・書籍を買うと電子ブック版がもらえる

先日、「i読:愛読者カードの返送で電子書籍データを提供」というサービスが発表されましたが、ここに落ち着いたのかな。

何年もしないうちに、電子ブックのレンタルがはじまりそう。

あ、でもTUTAYAは配信許諾をどうしているのだろう? 出版社側が許諾を出すんだろうから、書店なら、どこでもOKしそうな気がする。


i読:愛読者カードの返送で電子書籍データを提供

面白いサービスが出てきました。リアルな本についている愛読者カードを返送すると、電子書籍データを提供するという「i読」です。デジタルコンテンツのDRM(著作権管理)サービスを手がけるアイドック株式会社が、書籍に付属する愛読者カード(アンケートハガキ)の集計・管理代行サービス「i読(あいどく)」として発表しました。

直接の読者(書籍購入者向け)ではなく、出版社や著者向けサービスというところが、ナイスな切り口です。
リアルな書店と電子データとの関係を改めて見直すと、いろいろ面白いサービスが生まれるかも知れませんね。