写真を古ぼけた感じに加工する

お気に入りの写真を、年月を経て古ぼけた感じに加工して見ましょう。
よく本に載ってる、セピア色の加工だけじゃなんか物足りないでしょ?

ここでの作業は 640*480ドット、フルカラーの画像を加工しています。画像のサイズによって
設定が微妙に異なる場合がありますのでご注意下さい。
今回からより見やすいように、レイアウトを変えました。

 → 



 
 
写真をセピア色にします。

カラー → 単色効果 を 色相32、彩度41で適用すると左のような色合いになります。好みによってパラメータを変更してください。 

カラーツールについてはまたTipsのほうで解説する予定ですが、彩度を下げるとより白黒に近づきます。逆に上げるとカラーが強まります。色相を変更するとどういう色合いになるかが変わります。もっとオレンジっぽくしたり、えんじ色っぽくしたり出来ます。 


 
画像を明るくソフトにします。

レイヤーを複製し、複製レイヤーにガウスぼかしを3ピクセルで適用します。その複製レイヤーのブレンドモードをスクリーンにすると左の画像のようになります。 

これだけでもだいぶ雰囲気が出ますが、この方法で画像を明るくすると、ソフトフォーカスが微妙にかかる上、写真のディティールを残したまま画像を明るく出来るのでおすすめです。 

この後レイヤーを結合しておいてください。


 
画像のディティールを飛ばし、コントラストを上げます。

古い写真では、明るい部分は白く飛んで、暗い部分のディティールしか残りません。これを再現するために、カラー → 調整 → ハイライト/中間調/シャドウ を ハイライト 85、中間調 50、シャドウ 8で適用します。 

面倒くさかったら、カラー → 明るさ/コントラスト で 明るさ0、コントラスト12で適用してもほぼ同じような効果が得られます。 

ここらへんの理屈や使い方もTipsで解説する予定です。


 
画像にノイズを乗せます

画像に乗せるノイズのレイヤーを作ります。 
レイヤーを新規作成し、白(R:G:B=256:256:256)で塗りつぶします。次に イメージ → ノイズ → ノイズを加える で均等で50%のノイズを加えてください。次にそのレイヤーに写真をセピア色にしたのと同じ設定で単色効果を適用して下さい。 

そのレイヤーのブレンドモードを乗算にして、レイヤーの不透明度を 60%程度にした画像が左の画像です。 

あまり対した違いは出ませんが(特に縮小してるので)、こだわりって事で。大きい写真でやると、なんでやるのか分かってもらえると思います。 
気合を入れて、写真の画質を落としてるわけです。


 
写真のエッジをぼかします

すべてのレイヤーを結合した後 

1.選択範囲 → すべて選択 
2.選択範囲 → 変更 → 縮小 で10ピクセル縮小 
3.選択範囲 → 変更 → 境界をぼかす で10ピクセルぼかす 
4.選択範囲 → 反転 で選択範囲を反転する 
5.編集 → クリア 

でエッジがボケます。 

これで完成です。