ビジュアルデザイン用プログラミング言語Processing(プロセッシング)で、音楽をならしたり、動きと連動させたりしてみたい。
とりあえず、標準のサウンドライブラリMinim(ミニム)の使い方を調べてみます。
Minim version 2.0.2を元に記述しています(2011-06-14)。
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Minimは、Processing環境で簡単に利用できるオーディオライブラリです。上級開発者と同じくらい、シンプルにスケッチと統合できることを目標にしています。コールバックとか、面倒くさいことは何もありません。Minimには、2つの種類があります。ライブラリに加えてサンプルとドキュメント、ソースコードまで付属したfull版(Minim 2.0.2 full distro )と、Processingで利用するライブラリ版(Minim 2.0.2 library only)です。ライセンスは、LGPLです。
まずWindowsにProcessingをインストールしていた場合は、解凍したProcessingのファイルを「C:\」直下においたほうが良いです。
事前に、再生するMP3ファイルを入手しておきましょう。MP3ファイルは、以下にあります。
(Processingの本体フォルダ)\modes\java\libraries\minim\examples\LoadFile\data
それから、自分のプログラム(Sketch)のフォルダにdataフォルダを作成して、そこにMP3ファイルをコピーしておきます。
では、mp3を再生するコードです。
import ddf.minim.*; Minim minim; //Minim型変数であるminimの宣言 AudioPlayer player; //サウンドデータ格納用の変数 void setup() { size(100, 100); minim = new Minim(this); //初期化 player = minim.loadFile("groove.mp3"); //mp3ファイルを指定する player.play(); //再生 } void draw() { background(0); } void stop() { player.close(); //サウンドデータを終了 minim.stop(); super.stop(); }
プレーヤーを終了するときに、音楽も止めているのがポイント。
Processingには、いくつかのMinimサンプルが下記フォルダに付属しています。
(Processingの本体フォルダ)\modes\java\libraries\minim\examples
Minimのサンプルファイルとかは、公式サイトのダウンロードから、Minimのfull版をダウンロードします。
ダウンロード先が、意外と目立たないので、見逃さないよう注意。
Minimのために、音源もいると思うので。