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日本語プログラミング言語「なでしこ」によるWebアプリケーション・プログラミング その３
具体的なコードを見ていきましょう。
#contents
**POST形式の場合 [#s9928e8d]
まず、テスト用htmlファイル。複数のパラメータをPost形式で送信
<html>
<body>
<form action="test3.nako" method="post">
test1<input type="text" name="test1" value=""><br>
test2<input type="text" name="test2" value=""><br>
test3<input type="text" name="test3" value=""><br>
<input type="submit" name="submit" value="送信する">
</form>
</body>
</html>
受け取り側なでしこプログラム。受け取った全てのパラメータを表示する。下記のソースコードを、テキストファイルとして「test3.nako」というファイル名で保存すること。
#!C:\xampp\cnako\cnako.exe
!『cgi.nako』を取り込む
フォーム取得して、フォームに代入。
パラメータとは文字列
フォームを反復
パラメータに「{対象}<br>」を一行追加
「Content-type: text/html; charset=sjis｛改行｝｛改行｝
<html>
<head>
<title>受け取った値を表示するCGI</title>
</head>
<body>
｛パラメータ｝
</body>
</html>」と表示。
終わり。
表示結果は、こうなりました。
submit=送信する
test1=あああ
test2=いいい
test3=ううう
**GET形式の場合 [#y99ec292]
今度は、Get形式で呼んでみる。htmlファイルを次のように変更(Post => Get)。
<html>
<body>
<form action="test3.nako" method="get">
test1<input type="text" name="test1" value=""><br>
test2<input type="text" name="test2" value=""><br>
test3<input type="text" name="test3" value=""><br>
<input type="submit" name="submit" value="送信する">
</form>
</body>
</html>
受け取り側スクリプトをまったく変更しなくても、同様の表示結果になります。どちらの形式で受け取っても、cgi.nakoが何とかしてくれる。
submit=送信する
test1=あああ
test2=いいい
test3=ううう
**リンクに埋め込んだ場合 [#k9a6d7f2]
こんな感じのhtmlファイルを用意する。テキストエディタで文字コードをシフトJISとして保存。
<html>
<body>
<p>直接リンクした場合１：<a href="test3.nako?hello">test3.nako?hello</a></p>
<p>直接リンクした場合２：<a href="test3.nako?mycmd=test&mymsg=hello">test3.nako?mycmd=test&mymsg=hello</a></p>
<p>直接リンクした場合３：<a href="test3.nako?mycmd=test&mymsg=ハロー">test3.nako?mycmd=test&mymsg=ハロー</a></p>
</body>
</html>
３つのリンクは、それぞれ次のようにCGIスクリプトを呼び出す。
-直接リンクした場合１：test3.nako?hello
-直接リンクした場合２：test3.nako?mycmd=test&mymsg=hello
-直接リンクした場合３：test3.nako?mycmd=test&mymsg=ハロー
直接リンクした場合１の結果は、
hello=
直接リンクした場合２の結果は、
mymsg=hello
mycmd=test
直接リンクした場合３の結果は、
mymsg=ハロー
mycmd=test
となります。
**直接呼び出した場合 [#c462a7e2]
このCGIスクリプトを直接呼び出した場合は、何も表示しない。
**直接呼び出しと、パラメータ呼び出しで動作を変える。 [#dd45b062]
フォーム変数が「」(空っぽ)かどうかで、動作を判断しています。
#!C:\xampp\cnako\cnako.exe
!『cgi.nako』を取り込む
フォーム取得して、フォームに代入。
パラメータとは文字列
もし、(フォーム＝「」)ならば
パラメータ＝「空っぽ<br>」
違えば
フォームを反復
パラメータに「{対象}<br>」を一行追加
「Content-type: text/html; charset=sjis｛改行｝｛改行｝
<html>
<head>
<title>受け取った値を表示するCGI</title>
</head>
<body>
こんにちは<br>
｛パラメータ｝
</body>
</html>」と表示。
終わり。
**強制ページ移動 [#a797b14c]
指定したWebページを強制的に表示します。実は、強制ページ移動機能を持ったWebページを作成しているだけ。
次のサンプルコードは、なでしこ公式サイトへ強制移動します。
#!C:\xampp\cnako\cnako.exe
!『cgi.nako』を取り込む
移動先＝「http://nadesi.com/」
「強制移動します。」で移動先へ強制ページ移動。
**ファイルロック [#x1c25211]
CGIの場合、複数の利用者が同時にファイルに書き込んでトラブルになる可能性がある。そこで、同時にファイルに書き込めないよう、ファイルをロックします。つまり、ファイルにカギ(Lock)をかけて、他の人が同時に利用できないようにする(トイレのドアみたいな…)。
以下は、シンプルなアクセスカウンタ。count.nakoを誰かが呼び出すたびに、アクセス数が増えていく。同時にアクセスしても問題ないように、「lob.txt」ファイルをロックしてから、アクセス数を読み出し・保存しています。
#!C:\xampp\cnako\cnako.exe
!「cgi.nako」を取り込む。
ログファイル=「log.txt」
ログファイルが存在。
もし、それがいいえならば
「0」をログファイルに保存。
ログファイルをファイルロック。
カウントにログファイルを開く。
カウント=カウント+1
カウントをログファイルに保存。
ログファイルをファイルロック解除。
「Content-Type: text/html{\n}{\n}あなたは{カウント}アクセス目です！」を表示。
-[[99円/CGI/アクセスカウンタの作成 - 日本語プログラミング言語「なでしこ」WIKIマニュアル:http://nadesi.com/wiki/index.php?99%B1%DF%2FCGI%2F%A5%A2%A5%AF%A5%BB%A5%B9%A5%AB%A5%A6%A5%F3%A5%BF%A4%CE%BA%EE%C0%AE]]を参考にしました。
![[PukiWiki]](image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")
