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&size(20){Inkscape 関数プロット機能の使い方};
Inkscapeでは、関数プロット機能により数式から線分を描くことができます。ここでは、その簡単な使い方を説明します。Inkscapeのバージョン0.46を元に説明しています。
#contents
*基本的な操作 [#y8500ccb]
+あらかじめ、四角形(矩形)を描いておく。これが、描く線分の土台になる。また、この四角形の輪郭色と塗り潰し色が、描く線分にも反映される。
+描いた四角形を選択する
+「エフェクト」-「レンダリング」-「関数のプロット」
+「関数のプロット」ダイアログで、値を設定する
+「Apply」ボタンをクリック
#ref(wiki101.png,nolink)
*「関数のプロット」ダイアログの設定値 [#ga9be4ae]
-始点のX値 = 選択した四角形の''左端''が、数式のどの値に対応するか設定する
-終点のX値 = 選択した四角形の''右端''が、数式のどの値に対応するか設定する
-X値の範囲に2πかける(通常はオフ)
-矩形の下部のY値 = 選択した四角形の''下端''が、数式のどの値に対応するか設定する
-矩形の上部のY値 = 選択した四角形の''上端''が、数式のどの値に対応するか設定する
-ポイント数 = アンカーポイントの数(多いほどなめらかになるはず)
-Use polar Cordinates = 極座標変換(通常は、オフ)
-関数 = 描く曲線を表す数式
-1次導関数を数値で求める(通常は、オン)
-1次導関数 = x軸の変化分を計算で求めるみたいな(通常は、x)
-境界線を削除(通常は、オフ)
-軸を描画(通常は、オフ)
#ref(wiki102.png,nolink)
*試しに、直線(1次方程式)を描く [#r3c3463b]
-始点のX値 = 0.0
-終点のX値 = 1.0
-矩形の下部のY値 = 0.0
-矩形の上部のY値 = 1.0
-ポイント数 = 8
-Use polar Cordinates = オフ
-''関数 = 0.6 x + 0.2''
-1次導関数 = x
-境界線を削除 = オフ
-軸を描画 = オフ
#ref(wiki103.png,nolink)
(分かりやすいよう、直線の色を変えました)
*放物線 [#b04745ae]
2次曲線を描きます。
-''始点のX値 = ''-1.0''
-終点のX値 = 1.0
-矩形の下部のY値 = 0.0
-矩形の上部のY値 = 1.0
-ポイント数 = 16
-Use polar Cordinates = オフ
-''関数 = x * x''
-1次導関数 = x
-境界線を削除 = オフ
-軸を描画 = オフ
#ref(wiki104.png,nolink)
(分かりやすいよう、線の色を変えました)
*三角関数を描く [#d526b10b]
サインカーブを描きます。
-''始点のX値 = -1.0''
-終点のX値 = 1.0
-''X値の範囲に2πかける = オン''
-''矩形の下部のY値 = -1.0''
-矩形の上部のY値 = 1.0
-ポイント数 = 16
-Use polar Cordinates = オフ
-''関数 = sin(x)''
-1次導関数 = x
-境界線を削除 = オフ
-軸を描画 = オフ
#ref(wiki105.png,nolink)
(分かりやすいよう、線の色を変えました)
*三角関数の応用 [#d526b10b]
サインカーブが徐々に大きくなります。
-''始点のX値 = 0.0''
-''終点のX値 = 8.0''
-''X値の範囲に2πかける = オン''
-''矩形の下部のY値 = 0.0''
-矩形の上部のY値 = 1.0
-ポイント数 = 16
-Use polar Cordinates = オフ
-''関数 = sin(x) * x * 0.02''
-1次導関数 = x
-境界線を削除 = オフ
-軸を描画 = オフ
#ref(wiki106.png,nolink)
(分かりやすいよう、線の色を変えました)
*参考リンク [#jbf5d23a]
-使える関数は、「関数のプロット」ダイアログの「functions」タブで確認できます。
-Inkscape@JP - リファレンス > 関数のプロット
--使える関数について説明があります
--http://inkscape.paix.jp/manual/effect-rendering.html#rendering-5
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