FrontPageに戻る
まあたとえば、仕事に役立つスキルの向上を考えた場合、
苦手なことを克服すべきか、得意なことに注力すべきか、
どちらを選んだほうがいいか、といったテーマがあるわけです。
これは、個人にとってのキャリアプランの話であると同時に、
マネージャにとっての人材活用論/チーム論・組織論でもある。
今までは、苦手なことの克服を完全にあきらめないほうがいい、
そこそこになるくらいにはトレーニングしたほうがいい。
まだまだ若かったり、少し時間に余裕があるなら、
じっくりトレーニングするとか、基本的なところを理解するメリットもある、
と思ってた。
けれども、相手がいい大人の場合、
どうも「得意なことに注力したほうが良い」というのがあるらしい。
マネジメントの立場からも、
それぞれ得意なことに注力してもらって、
それをどう組み合わせるか考えたほうがいい、と。
1万時間も待っていられないし。
目の前の短期的な課題を解決するなら、できることからやるのが良い。
という訳で、そんな考え方に関する情報を集めてみました。
このページは、2015年12月22日に作成しましたが、
ときどき更新していく予定です。
最初に面白いと思ったのは、この人の発言でした。
次に、この考えに接したのは、このブログをたまたま読んだから。
そして、見つけたのがこの本。
ちゃんと調査結果を元に、この結論にたどり着いているというのが、もっともらしい。
いくつかの企業で、人事部門が性格診断みたいなのをやっていて、
その元ネタだったのがエゴグラムじゃなくてエニアグラム(まぎらわしい)。
実際にやってみると、けっこう、もっともらしい。
これと良く似たのに、動物占いというのが1999年ごろはやったよねー。
星占いとか、血液型と違って、
なぜこれが成立するのか、
神話化や似非科学化していないところが、ちょっと評価できる。
認知バイアスかも知れないけれど。
とはいえ、
だからといって、
新しいことにチャレンジしなくてもいい、
スキルアップしなくてもいい、
ということではないと思う。
それでは局所最適化だし、思考停止になってしまう。
変えることが難しい「才能」はともかく、それ以外の「知識」と「技術」は磨く必要がある。
自分が目指したいところにたどり着くために、
何をすべきかは、どうやってたどり着くかは、
深く考えて行動に移したほうがいいと思う。