Firefoxの方向転換

野毛山動物園のレッサーパンダのキンタちゃん♀ (This Red Panda Name is Kinta. She is Female Red Panda of Nogeyama Zoo.)

うーむ。

12月に、FirefoxOSスマホの開発中止のアナウンスが出たときは、スマートフォンは撤退したら、Android版やiOS版Firefoxに軸足を移して、他のスマートフォンのUX改善というニッチを狙ったり、スマートフォン版はキャリアやオペレータが参加するコミュニティに任せたりするのかと思ったけれど。

Mozilla自体は、もっと徹底して方向転換するのね。Mozilla Marketplaceのサポートも終了するとは。

その代わり、こちらに注力する。

特に面白いと思ったのは、「コネクテッドデバイスに向けての次の一歩」に書いてあるコレ。

私たちは Mozilla の新しい IoT 製品プログラムを選別する製品イノベーションプロセスを進めています。このプロセスでは、早期段階のアイデアを技術系スタートアップのように扱います。プロジェクトの開発サイクルは解決すべき課題を確認する「検証」、市場の適合性を確認する「製品化」、そして「拡大」に分けられています。各プロジェクトに取り組むチームは消費者への明確な価値提案を示すことをあらゆる点で求められますが、特に「ゲート」を越え開発サイクルを次に進めるためには明確な価値提案が要求されます。

技術系スタートアップは、いきなり製品化するのではなく、技術的な課題を解決できるか「検証」して、それが利用者に受け入れられるか「製品化」してチェックして、それから市場拡大を狙うと。

パナソニックのスマートTVといっしょに検証フェーズを通過しているというVaaniは、デモ動画が公開されていますね。デモ動画の最後には「Speech IoT UI」と書いてある。

FirefoxOS Virtual Assistantという奴ですかね。以前にも、プライバシーを優先した音声認識という話がありましたけど、そんな感じでしょうか。

あとCHIRIMENとかも、このプロセスに乗るのが楽しみです。