日本語変換の動きを説明してみる。

キーボードの基本動作では、押されたキーをカーソルが受け取り、
文字として表示するのでした。
日本語変換がオンになっていると、押されたキーの情報は
いったん日本語変換が受け取り、”ひらがな”に変換してから
カーソルに渡します。

かあサルと、日本語変換サルがいっしょに仕事してる姿を想像してください。
日本語変換がオンになっている間は、
かあサルの前に日本語変換サルが割り込んでいるのです。
キーを押すと、その文字を変換サルが受け取って、ひらがなに変換します。
そして[Enter]キーを押すと、それらの文字をまとめて、かあサルに渡します。
これが確定です。

この様子は、そのまま文字入力欄に表示されるので、
私たちも見ることができます。
文字の下に点線が表示されている間は、変換サルが文字を持っています。
[Enter]キーで確定すると受け持ちが変わるので、
文字の下の点線が消えるのです。

[Enter]キーを押すタイミングによって、
文字の受け持ちが交替するのがポイントです。
文字キーが押されてから[Enter]キーが押されるまでは、
変換中なので変換サルが仕事をしています。
[Enter]キーを押して確定すると、その文字は、
かあサルの受け持ちになるのです。

キーボードの基本操作は変わりませんが、あいだに日本語変換が入ることで、
英数字を日本語に変換しているコトがわかりますか?
このおかげで、特殊なキーボードを使わなくても日本語が入力できるのです。