日本語変換ソフトを上手に使えば、
文章の入力はもっと早くなる。
これを丁寧に説明してきました。
でも、やっぱり全部の指を使って、入力するのも魅力的ですよね。
このように全部の指を使って、キーボード入力する方法を
タッチタイプとかタッチタイピングとかブラインドタッチといいます。
一本指に馴れてきても、手書きと同じくらいのスピードにしかなりませんし、
全部の指を使うタッチタイプなら、もっと早くなるかも知れません。
そこで、タッチタイプの勉強方法について簡単に紹介しましょう。
もう一度だけ言っておきますが、タッチタイプで早くなるのは
日本語入力という作業のうち、キーボードを押す部分だけです。
ローマ字を覚えてない人、変換や修正に時間がかかる人、
こんな人は面倒なだけで効果がありません。
それなら、単純に文章の入力を練習するのがお薦めです。
(これだって、メールやチャットをちょっとやれば、すぐに早くなります)
さて、タッチタイプは、両手の全部の指を使って入力します。
そして、キーボードの配置を身体で覚えてしまうので
いちいちキーボードを見ない分だけ、入力が早くなります。
タッチタイプは、次のように両手をいつも同じ位置に置きます。
右手の人差し指を「J」に
左手の人差し指を「F」に
この位置が、指の定位置です。
ここからスタートして、同じ指がいつも同じキーを押すようにします。
図を見た方が、分かりやすいですね。
次の2つのルールを、身体で覚えてしまうのです。
これが、タッチタイプの2つのルール
キーボードには、この「J」と「F」に、
ポッチがついているのが分かりますか。
いつもここを触っているコトを、指で確認できるようになっているのです。
ここに指をおくと、「A」を押すには、左手の小指を使うことになります。
右の小指は、「;」(セミコロン)です。
(親指は、スペースや変換キーの担当です)
昔は、タイプライタを買うと、タッチタイプの簡単な教則本がついていました。
最初の練習は、こんなふうです。
fff jjj fff jjj
これを入力して、キーボードを覚えるのです。
この時、キーボードは見ません。画面だけを見るようにします。
簡単ですよね。
そして、次はこんなふうです。
fjfjfj
fdfdfd jkjkjk
fdsfds jkljkl
aaaa ;;;;
だんだん難しくなってきました。
特に、小指!!
これが思うように動きません。
そうは言っても、毎日30分くらいやれば、2・3日で動くようになります。
それにしても練習が単調ですね。
そんな人には、キーボードの練習ソフトや練習サイトが
たくさんありますからそれを使うと良いでしょう。
また、この先の練習方法も、いくつかのサイトで紹介されています。
タッチタイプの練習サイト
「e-typeing」
http://www.e-typing.ne.jp/
私がタッチタイプを覚えたのは、会社勤めをしていた時です。
長いこと、我流で打っていたのですが
たまたまTypeQuickという練習ソフトが手に入ったので、
それで練習しました。
会社のパソコンに、このソフトを入れておいて
毎日15分ー30分くらい、残業の合間に練習しました。
ちょうど一週間くらいで、打てるようになりました。
パソコン教室のインストラクターの仕事をしてたときは
授業の前に、練習するようにしてもらいました。
週に1度、15分くらい練習すると、2-3ヶ月で何とか形になるようです。
とはいえ、練習の一番のポイントは、
「小指が動くようになるか」「地道に練習できるか」だと思います。
やっぱりゲーム感覚の練習ソフトや、競争相手がいる練習サイトが良いかもしれません。
そして上達のコツは「早く打つより、正確に打とうとするコト」だそうです。