近ごろ気になっているChromebook/ChromeOSを評価する第3回。

実際に、手持ちのWindowsマシンにCloudReadyを動かしてみました。

評価マシン

今回、使用したPCは、次のモデルです。5年くらい前、Windows10が出たころに買いました。近頃だと、Windows10で使うには、メモリ不足かな。

  • メーカー:HP
  • 製品名:HP ProBook 430 G2
  • CPU:インテル Celeron 2957U 1.4GHz
  • メモリ:8GB

起動時間の比較

電源オンからログイン画面を表示するまでの時間と、電源オンからブラウザを表示するまでの時間です。

電源オンからログインまで、Windows10が思ったよりも健闘していました。感覚的にはもっと時間がかかっていると思っていました。でも、CloudReadyも早いですね。それに、そのあとが段違いです。ブラウザを起動するだけのCloudReadyが圧倒的にです。

使い勝手

▲ WebブラウザにはGoogle Chromeを使います。Googleアカウントでログインしているので、ふだん使っているAndroidのWebアプリや、Windows版のGoogle Chromeのブックマークを共有できます。

▲Androidと違って、ブラウザをマルチウィンドで呼び出しして、簡単に切り替えできます。

▲それから、画面の下部にあるランチャーで、アプリケーションを呼び出したり、ウィンドウを切り替えたりできます。ウェブ検索もできますね。

▲右下をクリックすると、ログアウトや電源オフ、設定など、システム系の設定メニューを表示します。

こんな感じで、見たまま使えばいいので、簡単ですね。

アプリケーション

なにか作業するには不可欠ですが、ブラウザベースで動くものが使えます。いやぁ、べんり便利。

  • Gmail
  • Googleカレンダー
  • Googleスプレッドシート
  • Microsoft365
Office365あらためMicrosoft365でExcelを使う

CloudReadyの制約

ただし、いくつか制約もありました。

まず、CloudReadyは、Windows10とデュアルブートできません。

このマシン上で、Androidアプリも起動できません。

また、私の環境だけかもしれませんが、液晶パネルを閉じると、スタンバイから再起動しませんでした。Windows10のハードディスク暗号化(BitLocker)を解除したら解決しました。

このあたりは、専用マシンのChromebookに期待したいところですね。

というわけで、けっこう使い物になりそうな気がしてきました。

さて次は、Linuxを使ってみようかと思いましたが、私の環境では動かないので、いよいよChromebookを購入してみましょう!