オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムについて、ここしばらくおきていたライセンスに関する事柄を記録しておきます。どちらも、オラクルが関わっているんだよなー。
- MySQLのmanページ、ひっそりとGPLからプロプライエタリライセンスに変更される | スラッシュドット・ジャパン
- 漢(オトコ)のコンピュータ道: MySQLのmanページのライセンスについて
- Oracle、BerkeleyDBのライセンスをひっそりとAGPLに変更 | スラッシュドット・ジャパン
MySQLのほうは、世界でもっとも普及している、オープンソース データベースとうたっていまして、Webアプリケーションを作るときの土台となるオープンソースソフトウェアの定番の組み合わせの1要素です。OSのLinux、WebサーバーのApache、DBのMySQL、スクリプト言語のPHPという4つの頭文字をとって「LAMP」(Wikipedia)というコトバが生まれるくらいですが、それにしてもいろいろな経緯から、MySQLを商用DBベンダーであるオラクルが買収。以来、なにかつーと話題になることに(w)。
Berkeley DBのほうは、”アプリケーション組み込み型のデータベースライブラリである。現在はオラクルの製品であり、またオープンソースとして公開されて”います(Wikipedia)。このBerkeley DBを
、元のSleepycat Licenseから、AGPLに変更したそうです。Sleepycat Licenseは、コピーレフト条項をもたず修正BSDライセンスと同等な比較的ゆるいオープンソースライセンスなのに対して、AGPLはコピーレフト条項をもつ比較的きびしいライセンスなので、なんというかオラクルらしくない行動に見えます(w)。
今後の動向が楽しみです。