第4回大阪MySQL勉強会資料として、石井氏(twitter ID:@h141gm)がMySQLライセンスについて解説しています。2013年5月に公開されて、6月にアップデートされました。
対象者は、MySQL の導入でライセンスが不安な人、MySQLを使用するアプリの作成者。MySQLの技術的なレベルで初心者の人向けだそうです。
著作権やソフトウェアライセンスについても丁寧に解説してあって、私も良く知らないことや、よく分かってないことがたくさん書いてあって大変勉強になりました。
第4回大阪MySQL勉強会資料として、石井氏(twitter ID:@h141gm)がMySQLライセンスについて解説しています。2013年5月に公開されて、6月にアップデートされました。
対象者は、MySQL の導入でライセンスが不安な人、MySQLを使用するアプリの作成者。MySQLの技術的なレベルで初心者の人向けだそうです。
著作権やソフトウェアライセンスについても丁寧に解説してあって、私も良く知らないことや、よく分かってないことがたくさん書いてあって大変勉強になりました。
オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムについて、ここしばらくおきていたライセンスに関する事柄を記録しておきます。どちらも、オラクルが関わっているんだよなー。
MySQLのほうは、世界でもっとも普及している、オープンソース データベースとうたっていまして、Webアプリケーションを作るときの土台となるオープンソースソフトウェアの定番の組み合わせの1要素です。OSのLinux、WebサーバーのApache、DBのMySQL、スクリプト言語のPHPという4つの頭文字をとって「LAMP」(Wikipedia)というコトバが生まれるくらいですが、それにしてもいろいろな経緯から、MySQLを商用DBベンダーであるオラクルが買収。以来、なにかつーと話題になることに(w)。
Berkeley DBのほうは、”アプリケーション組み込み型のデータベースライブラリである。現在はオラクルの製品であり、またオープンソースとして公開されて”います(Wikipedia)。このBerkeley DBを
、元のSleepycat Licenseから、AGPLに変更したそうです。Sleepycat Licenseは、コピーレフト条項をもたず修正BSDライセンスと同等な比較的ゆるいオープンソースライセンスなのに対して、AGPLはコピーレフト条項をもつ比較的きびしいライセンスなので、なんというかオラクルらしくない行動に見えます(w)。
今後の動向が楽しみです。
文化庁は、2011年度から著作権の意思表示の仕組みの在り方について調査研究を実施。その調査結果を踏まえて、今後は国際的に普及が進むクリエイティブ・コモンズを推進していくことを発表しました。
これは、先日開催された「第8回コンテンツ流通促進シンポジウム『著作物利用の公開利用ルールの未来』」で示されたものです。
自由利用マークは、クリエイティブ・コモンズと同時期にスタートしていました。用途が教育用などに限定されており、わたしは、使いにくいと感じていました。グローバルなデファクトスタンダードに、ローカル規格が駆逐されていく事例としても、面白いかもしれませんね。
経済産業省の外郭団体である独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の国際標準化センター
リーガルワーキンググループが、「OSS ライセンス遵守活動のソフトウェアライフサイクルプロセスへの組込み」という資料を公開しました。これは、ソフトウェア開発プロセスの中で、OSSライセンスの尊守条件をどのように確実に実行していけばよいか、を解説したものです。
システムや製品・サービスを開発する上でOSSを利用する際、実際にどのようにライセンス義務を履行すればよいのかという本質的な課題に正面から取り組み、具体的な開発プロセスを踏まえたOSSライセンスに対する遵守活動を示した。
とくに、ISO/IEC 12207などのは、ソフトウェアライフサイクルプロセスの標準化を踏まえて解説しています。ソフトウェア開発プロセス、なかでもコンプライアンスなどの取り組みは、個々の組織によっても大きく違うところがあるといわれています。そんな中で、特定の組織に依存しない形で、こういったノウハウがまとめられるのは、大きな意味がありそうです。
「初音ミク」の公式イラストに、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが適用されました。クリエイティブ・コモンズ10周年を記念して、「CC BY-NC」になりました。ただし、あくまでも、対象は公式イラストだけ。二次制作などに関する条件は、今までと同じだそうです。
素晴らしい!
以前に、某所で「クリエイティブ・コモンズは流行らない」みたいなことを言われて、えらくアウェイな気分を味わったけれど、これでだいぶスッキリしたかな。
こんなイベントがあったらしく、興味津々。
某代表取締役プログラマーの高橋さんが、ちゃんと参加しているところとか、さすがだなぁ。どこで見つけてくるんですか!?
フリーソフトウェア財団が、Javascriptコードのライセンス表示ラベルを提唱しました。
Javascriptは、Webページを表示されるときに、Webブラウザが実行するプログラミングコードです。Googleマップで地図をドラッグすると、なめらかに画面が切り替わりますが、あの背後でJavascriptのコードが動いています。
自由に利用できるとするフリーソフトウェアを推進している非営利団体フリーソフトウェア財団(Free Software Foundation:FSF)は、Webページを表示するとき、フリーでないソフトウェアが知らない間に動作している可能性があることを課題視していました。フリーソフトウェア財団のリチャード・ストールマン氏が、2008年に「The JavaScript Trap」(JavaScriptの落とし穴)として、これを指摘していました。今回の提唱は、これに応えるものです。
「The JavaScript Trap」(JavaScriptの落とし穴)は、こちら
PS.Okunoさんによる解説: 2012-02-21
Arts and Lawと東京アートポイント計画の共済セミナー「Design, Architecture and Law」で使用したスライドが公開されました。「Arts and Law」は、アーティスト・クリエイター等を支援する法律家NPO。昨年、アートのためのキャリア支援プログラム2|Design, Architecture and Lawというイベントが開催されて、そこで意匠権・著作権の関係や、オープンソース時代の「モノづくり」のルールについて説明しています。
意匠権のところは、おおいに参考になります。
ケータイ電話やスマートフォン向けソーシャルゲーム「モバゲー」などを提供するDeNAが、HTML5開発支援フレームワーク「Arctic.js」を オープンソースとして公開しました。ソースコードは、Githubで提供されています。
各種ニュース。あ、ファミ通とか、普段こういうのをニュースにしないメディアまで取り上げているね。
当初は、オープンースといいながら「”Mobageオープンプラットフォーム”以外において営利目的で使用および複製などを行う場合は、書面による使用許諾が必要」などとする独自ライセンスによる提供でした。しかし、世の中の反応に呼応して、すぐにMITライセンスに修正されました。これは、Github上のlicense.txtで確認できます。
あとは、オープンソースでないライセンス(OSD準拠でない)をオープンソースとして報道してしまったメディアが、記事を修正するのを期待したい(いらぬ誤解が広がるので)。記事が転載されたYahooニュースとかも。