アバター観ました。

正月休みの最終日、観に行ってしまいました。舞浜の映画館で、日本語吹き替え版を朝10:30から。それにしても、いやー、すごい映画でした。

以下、「ここがスゴイ」「あそこがスゴイ」と、だらだら書いているだけなんだが、ネタばれもあるかも知れませんので、ご注意ください。あとから思いついたことも、書き加えたりしています。


友人たちは、「ストーリが陳腐だ」「ツッコミどころ満載」とか行っていましたが、どうしてどうして。まずね、3D映画と、それを体験する新しい惑星丸ごとと、狂言回し(Wikipedia)として人格転移システムを持ってきてくるところ、この3つの組み合わせ、というのがスゴイ。それを世界最高のクオリティで実現してしまうところもスゴイ。

さらにね、主役にリアルなCGキャラクターをもってきて、あそこまでドラマを作り上げるというのも、世界初なんじゃないかい。ヒロインのクローズアップとかね、いい表情しているよね。あと、崩壊シーンとか、高層ビルディングが実際に崩落した場面を目にした我々には響くものがあると思うんだが。

ストーリとしては、たしかに映画を観るだけでは理解できないところもあるし、まあ枠組みとしては「ポカホンタス (映画) – Wikipedia」だし。ありがちというより、古典的。基本どおり。だけど、アジアの僻地に住みガラパゴス化している我々としては、やはり原住民に感情移入しないとダメだろう。

長すぎるという声には、膨大な裏設定を読み解くというのも、最近の超大作を観る楽しみのひとつだからと、答えておこう(w 早速、書店に行って、関連書籍をあさってみましたが、アバター 公式完全ガイドなんてのがあって、こんな感じで凝った作りになっているの。映画では出てこなかったけれど、地球がどうなっているか、とかね。全部盛り込まれている。

これは資源開発機構(RDA)・宇宙生物学調査/科学ラボによるデータおよび調査記録にもとづき、衛星パンドラのユニークな生態系に関する資料として編集されたものである。パンドラのエコシステムについて詳述するほか、パンドラ特有の景観を形成する諸生態、すなわち空中に浮かぶ一枚岩「ハレルヤ・マウンテン」やアーチ型の複合岩「ストーンアーチ」などについてのデータを含む極秘資料である。本調査資料にはまた、パンドラに自生する危険な生態を抑制し調査員を守るためにRDAが備蓄する超高度技術・および武器システムに関する極めて機密性の高い詳細データが含まれる。

これを、構想14年・制作4年で仕上げたというけれど、「これだけの質・量で、たった4年かよ!」というのが私の驚きどころ。

結局、これは映画というより、ディズニーランドのスター・ツアーズ – Wikipediaとか、ユニバーサルスタジオのバック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド – Wikipediaに近いんじゃないの。タイタニックに比べたら、歴史に残る度合いは小さいかもしれないけれど、それにしてもイベントムービーとして記録に残る一本だと思うなぁ。