OSSライセンスの尊守条件をどのように確実に実行するか?

By snap,snap

経済産業省の外郭団体である独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の国際標準化センター
リーガルワーキンググループが、「OSS ライセンス遵守活動のソフトウェアライフサイクルプロセスへの組込み」という資料を公開しました。これは、ソフトウェア開発プロセスの中で、OSSライセンスの尊守条件をどのように確実に実行していけばよいか、を解説したものです。

システムや製品・サービスを開発する上でOSSを利用する際、実際にどのようにライセンス義務を履行すればよいのかという本質的な課題に正面から取り組み、具体的な開発プロセスを踏まえたOSSライセンスに対する遵守活動を示した。

とくに、ISO/IEC 12207などのは、ソフトウェアライフサイクルプロセスの標準化を踏まえて解説しています。ソフトウェア開発プロセス、なかでもコンプライアンスなどの取り組みは、個々の組織によっても大きく違うところがあるといわれています。そんな中で、特定の組織に依存しない形で、こういったノウハウがまとめられるのは、大きな意味がありそうです。