Photographer peevee@ds
新生銀行が、構築してきたIT手法を学ぶことができる講座をインド工科大学に開設。それをクリエイティブ・コモンズとして公開していくのだそうです。新生銀行の基幹システムは、Windows2000 Serverベースで、インドのi-flex solutions製の総合銀行業務パッケージ「FLEXCUBE」を採用。銀行の本支店間ネットワークもIPネットワークで結ばれている(wikipediaに詳しい情報が少しあります)。
当行のIT手法は、「ソフトウェアの設計及びITプロセスにインダストリアル・エンジニアリングの手法を応用したのである」と表現すると最も分かり易いでしょう。銀行では、大量の書類が行き来し、多くの署名や印鑑が要とされるのがこれまでの伝統でしたが、当行では、ペーパーワークは、基本的に「バーチャルな」形で行わます。すなわち、従業員の関与は最小限で、自動的な「生産ライン」に沿ってイメージ画像が動くわけで。当行は、すべてのメインフレーム・コンピュータを、パソコンクラスのサーバーや既製コンポーネントに置き換、コスト面で有利なモジュール式の柔軟なITシステムを構築しました。このユニークなコンピュータシステムにり、迅速な変更が可能になり、例えば、システム構築当初には想定していなかった、インドへの投資を行う資信託を日本で販売するような、新しいビジネスに対応するための拡張が可能になりました。
プレスリリースより
- IP NEXT:新生銀行、インド工科大学とITで提携(新生銀行)
- 新生銀行プレスリリース(PDF)
- 伊藤譲一さんのブログ:新生銀行、自社のビジネス手法をCreative Commonsライセンス下で公開
- Wikipedia – 新生銀行
ピンバック: Placebo Effect » [続]新生銀行のIT手法公開