OpenOffice.orgにあなたも貢献しませんか – オープンソースコミュニティに貢献する6つのステップ

seeds of hope
Photographer Rosa Pomar

アシストから、会津若松の事例についてプレスリリースが出ました。

良い仕事するなぁ。

住友電工さんの場合もそうだけれど、アシストのお客さんはOpenOffice.orgを導入したことを積極的に発表してくれますよね。コミュニティの一員として、とってもありがたく思います。宣伝効果抜群だしネ。

さて、ときどき「OpenOffice.orgのコミュニティに貢献したいのだけれど、どうすれば良いのでしょう」と企業や団体の方から聞かれることがあります。私の解答を整理してみました。参考にしてください。導入事例の公開もそのひとつです。

もちろん、これは強制ではありません。こんなことをしなくても、OpenOffice.orgは誰でも自由に利用できます。だけれど、OpenOffice.orgというソフトウェアは、企業・個人を問わず相互の助け合いで成立しています。折角OpenOffice.orgに興味を持ったなら、あなたにも(個人でも企業でも)参加して欲しいのです。

この貢献方法のリストは、簡単なものから、少しずつ難しいものになっています。どのステップが重要だ、というのはありません。どれも重要です。あそこの作業は手薄になっているというのがあるくらいです。誰も、参加を強制できません。参加者の実力を判断することも、難しいかったり手間がかかったりします。あなたにとって無理のない、できる範囲で実行してくれるとウレシイ。

  • ステップ1:とりあえず使うこと自体が、貢献の最初のステップになる
    なぜなら、ユーザーが増えるとエコシステムが維持しやすくなるから。
    ノウハウもたまるし。近くに使っている人がいれば、周りも使いやすい。
  • ステップ2:周囲の人が困っていたら、めんどくさがらずに、使い方をアドバイスする
    「その位自分で調べろよ」と思うこともあるかもしれないけれど、パソコンが得意じゃない人にとってはそれが相当面倒だし。私の場合「OpenOffice.orgの情報は、どこにあるか分からない」と言われることが結構あります。それは、インターネット自体がそうなっているかもと思うこともあるけれど。
    情報を見つけやすくすることも必要ですが、それ以前に「OpenOffice.orgのユーザーは親切で、質問したら相談に乗ってくれる」なんてなるほうが、ずーっと大事だと思うんです。
    たとえば、会津若松市なら、住民のためのOpenOffice.org勉強会を支援してあげるなんてどうでしょう。ボランティアベースで作った、無料で自由に使えるドキュメントもあるからネ(宣伝)。
  • ステップ3:導入事例やノウハウを積極的に公開する
    住友電工さんや会津若松市の事例がそうですが、導入事例の公開はニュースとして大きなインパクトがあります。
    知り合いがそこに勤めていたり、近くに住んでいると、OpenOffice.orgファンにとっても心強いでしょ。テンプレートとかドキュメントを公開するのもいいよね。プログラミングができる人は、拡張機能やパッチプログラムも良いと思います。
  • ステップ4:情報を公開するだけでなく、フィードバックする
    インターネット上に情報があっても簡単に見つからないので、見つけやすいところに情報をフィードバックしましょう。
    操作のノウハウなら、OpenOffice.org Q&Aがあります。バグらしいものを見つけた場合も、ここへ投稿してください。
    オリジナルドキュメントを作成・公開したら、ドキュメントプロジェクトで紹介してください。
    そして、なにかニュースがあったら私に教えてください。OpenOffice.org日本語プロジェクトの関連ニュースとして投稿します。
  • ステップ5:日本のコミュニティ活動に参加する
    やることはたくさんあります。OpenOffice.org日本語プロジェクトだと日本語の翻訳とチェック、品質確認テストとか。
    これ以外に、discuss-mlあたりで手伝いを募集していることもあります。
  • ステップ6:世界を相手に活躍する
    日本から飛び出して、OpenOffice.orgの各種プロジェクトで世界を相手に活動することもできます。
    開発者になってみるとか。英語のメーリングリストに参加してみてください。

このほかにも色んなご意見・アイデアがあると思います。ここへコメント&トラックバックするか、OpenOffice.org関連メーリングリストで教えてください。