OpenOffice」カテゴリーアーカイブ

2000年代のデスクトップOSS状況と、二宮町の海老原さん

my town

(書きかけの文章ですが、書きあげる時間が取れそうもないので、そのまま載せています)

私の記憶が確かなら・・・。

90年代後半、インターネットブームを支えるインフラとして、オープンソースソフトウェア(OSS)が広く活用され始めていました。LinuxにApache、SendmailといったOSSがその代表格でした。一方、デスクトップ分野で最も普及していたのは、マイクロソフト製品。OSならWindows、統合オフィスソフトならOffice、WebブラウザならInternet Explorerでした。インターネットを利用したりパソコンを利用したりする時、多くの人がこれらのマイクロソフト製品を使っていましたが、特定のベンダーに囲い込まれる弊害も目立ってきました。

2002年頃から、その状況が変わる可能性がでてきました。デスクトップ分野でもOSSが利用しやすくなってきたのです。

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総合食品商社の尾家産業、シンクライアント環境のオフィス・ソフトにOpenOffice.orgを採用

アシストから、新しい導入事例が発表されました。総合食品商社の尾家産業が、約900名の社内利用者のための全社基盤に、シンクライアント環境とOpenOffice.orgを採用すると、発表しました。移行によるライセンス・コストの抑制効果は約3,000万円だそうです。

うーむ。久しぶりの企業事例で大変面白い。どのバージョンを入れているのかなど、気になる点もありますが。

それ以上に気になるのが、尾家産業の企業サイト。

「モッフル」、食べてみたい。


Apache OpenOffice 3.4リリース

出遅れていますが、いちおう掲載。


JFEスチール、Windows7に合わせてOpenOffice.org導入を推進

Twitterには、すでに流しましたが、企業へのOSS導入をサポートするアシストの、7月に開催されるプライベートイベント(東京福岡)で、下記のセミナーが行われます。

  • A-3:OpenOffice選定までの軌跡と今後の全社展開構想
  • JFEスチール(株) IT改革推進部

プレスリリースは出ていませんが、久しぶりにビッグな企業導入事例になりそうですね。


Lotus Symphony、この後は・・・

IBMが提供する無償オフィススイートで、OpenOffice.org互換かつLotusNotesとの親和性も高いLotus Symphony。

IBMは、ノーツという企業向けデスクトップアプリケーションで大きな実績を持ち、その機能強化と一層のオープン化に意味がある。そこが、オラクルと違うところ。それに、Apache財団との連携でも実績があるんじゃないかな。


LibreOffice/Apache OpenOffice、2012年現状のまとめ

gihyo.jpで、LibreOffice/Apache OpenOfficeの現状のまとめが掲載されています(書いたのは、あわしろいくやさん)。

全体が混とんとしているってことが、分かりやすいですね。昨年版と合わせて読むと、流れがよく分かると思います。


JA福岡、LibreOffice導入の移行マニュアルを公開。自由なマニュアルは、何を集約すると良いか。

先日、Microsoft OfficeからLibreOfficeへの移行を発表したJA福岡が、LibreOfficeの操作に関するよくある質問とその答えをまとめた文書「よく使うCalc&Writerマニュアル」を公開しました。

こういうのが貢献のお手本として定着するのは、とても良いねー。自治体がOpenOffice.org/LibreOfficeを導入するたびに、こういう移行マニュアルが公開されて、それをITproさんがマメに取り上げてくれる。オープンソースコミュニティへの貢献は、こんなところからでも大丈夫なんだと、広く知ってもらうためには、とても良い。

もしかすると、”個々にドキュメントを作るんじゃなくて、一か所に集約して作ったほうがいい、車輪の再発明だ”というような声もあるかもしれません。しかし、私はそうは思いません。使う人のすそ野が、びっくりするほど広いのが、OpenOffice.org/LibreOfficeの特徴的なところです。だから、こういうドキュメントを読む人は、自治体の地元でOpenOffice.org/LibreOfficeを使い始めてしまう人たちなんです。そんな人たちに、「ドキュメントが必要ならググって検索して」とか「コミュニティのWebサイトからダウンロードして」とか言ったら、きっと引いてしまうと思います。近くの人が、「こういう資料を用意しておいたから、おじさん読んでみてー」と、直接サポートするのが重要なのです。

ただ、ドキュメントには著作権表示と再利用可能なライセンス(CC表示とか)をつけると、なお良いと思います。また、PDFだけでなく、ODFのファイルも公開して、自由に改変可能にすると、もっといいと思います。そうすれば「うちの会社でも使ってみるか」というときに、さらに自社用マニュアルのマニュアルを作れるようになります。

そして、そんなふうに作られたマニュアルを、再利用しやすい形にライブラリ化するというのが理想的かも知れませんね。これは、ドキュメントの作成を一か所に集約するのとは、ちょっと違います。分散して個々の要求に応じてドキュメントを作成しながら、その成果物だけまとめるのです。できれば、見栄えくらいは、そろえると良いかも知れませんね。

ほんの思い付きですが・・・