LibreOffice」カテゴリーアーカイブ

総合食品商社の尾家産業、シンクライアント環境のオフィス・ソフトにOpenOffice.orgを採用

アシストから、新しい導入事例が発表されました。総合食品商社の尾家産業が、約900名の社内利用者のための全社基盤に、シンクライアント環境とOpenOffice.orgを採用すると、発表しました。移行によるライセンス・コストの抑制効果は約3,000万円だそうです。

うーむ。久しぶりの企業事例で大変面白い。どのバージョンを入れているのかなど、気になる点もありますが。

それ以上に気になるのが、尾家産業の企業サイト。

「モッフル」、食べてみたい。


LibreOffice/Apache OpenOffice、2012年現状のまとめ

gihyo.jpで、LibreOffice/Apache OpenOfficeの現状のまとめが掲載されています(書いたのは、あわしろいくやさん)。

全体が混とんとしているってことが、分かりやすいですね。昨年版と合わせて読むと、流れがよく分かると思います。


JA福岡、LibreOffice導入の移行マニュアルを公開。自由なマニュアルは、何を集約すると良いか。

先日、Microsoft OfficeからLibreOfficeへの移行を発表したJA福岡が、LibreOfficeの操作に関するよくある質問とその答えをまとめた文書「よく使うCalc&Writerマニュアル」を公開しました。

こういうのが貢献のお手本として定着するのは、とても良いねー。自治体がOpenOffice.org/LibreOfficeを導入するたびに、こういう移行マニュアルが公開されて、それをITproさんがマメに取り上げてくれる。オープンソースコミュニティへの貢献は、こんなところからでも大丈夫なんだと、広く知ってもらうためには、とても良い。

もしかすると、”個々にドキュメントを作るんじゃなくて、一か所に集約して作ったほうがいい、車輪の再発明だ”というような声もあるかもしれません。しかし、私はそうは思いません。使う人のすそ野が、びっくりするほど広いのが、OpenOffice.org/LibreOfficeの特徴的なところです。だから、こういうドキュメントを読む人は、自治体の地元でOpenOffice.org/LibreOfficeを使い始めてしまう人たちなんです。そんな人たちに、「ドキュメントが必要ならググって検索して」とか「コミュニティのWebサイトからダウンロードして」とか言ったら、きっと引いてしまうと思います。近くの人が、「こういう資料を用意しておいたから、おじさん読んでみてー」と、直接サポートするのが重要なのです。

ただ、ドキュメントには著作権表示と再利用可能なライセンス(CC表示とか)をつけると、なお良いと思います。また、PDFだけでなく、ODFのファイルも公開して、自由に改変可能にすると、もっといいと思います。そうすれば「うちの会社でも使ってみるか」というときに、さらに自社用マニュアルのマニュアルを作れるようになります。

そして、そんなふうに作られたマニュアルを、再利用しやすい形にライブラリ化するというのが理想的かも知れませんね。これは、ドキュメントの作成を一か所に集約するのとは、ちょっと違います。分散して個々の要求に応じてドキュメントを作成しながら、その成果物だけまとめるのです。できれば、見栄えくらいは、そろえると良いかも知れませんね。

ほんの思い付きですが・・・


JA福岡市、MSオフィスからLibreOfficeへ移行。約840万円のコスト削減見込み

ついにJAに食い込みましたか。素晴らしい。事務作業用として約400台のパソコンが稼動しており、そのうちの70%程度が移行できるそうです。

さらに、「LibreOfficeで始めるオープンソース」(PDF)という紹介資料を公開しています。これは、組合員や利用者の方々に、JA福岡市の取り組みと、LibreOfficeの概要・使い方を簡単に紹介した小冊子です。会津若松市の「OpenOffice.orgオープンオフィスにしませんか?」を参考にしているそうです。

このような、小さな紹介の輪が、広がっていくのはいいですね。

導入事例ページを更新しておきました。> Documentation/導入事例 – OpenOffice.org_Document_Project_Wiki


テンプレートBank、OpenOffice.orgにも対応した年賀状テンプレートを公開

ビジネステンプレートを無料配布するテンプレートBankが、年賀状テンプレートの配布を開始しました。テンプレートBankは、TB株式会社が提供しています。
年賀状テンプレートは、OpenOffice.orgに加えて、筆まめデータもあるそうです。
あと、OpenOffice.orgによる年賀状の作成手順も解説されていますね。

すっかり定番になりました。


LibreOffice Onlineのデモムービー登場

LibreOffice Conference の中で、The Document Foundation の発表として、オンライン版のLibreOfficeのデモムービーが公開されました。Firefoxで動いていますね。

先進的な開発プロジェクトであり、エンドユーザーにとって使える
製品ではまだないですが、2012年末もしくは2013年前半の頃には製品になり
そうだ、ということに注意してください。

さて、OpenOffice.orgの登場は、Microsoft Officeの独占状態に風穴を空けることに成功しました。とくに、ODFというオープンスタンダードなファイルフォーマットにより、文書データの相互運用性を確保したところが画期的でした。これが、Google Appsなんかの利用をとても容易にしています。

しかし、LibreOffice Onlineの登場は、何を変えるんでしょうかね。それは、今から1年以上先の登場で実現できるんでしょうか。そこが楽しみ。