日経パソコン6.8号の特集3は「互換オフィスの選び方」

一般向けパソコン雑誌としては人気の高い「日経パソコン」の6月8日号に、特集3として「コスト削減、ネットブックのお供にも 互換オフィスの選び方」が掲載されています。GoogleドキュメントやThinkFreeに混じって、OpenOffice.orgも紹介されています。オープンソースやODFについても、手堅く説明していますが、やはり中心は、Microsoft Officeとのデータと操作の互換性。

なお、特集の直後のページは、編集長インタビューとして、Microsoft日本法人のインフォメーションワーカービジネス本部 業務執行役員 本部長の横井伸好氏(たぶんOfficeビジネスの一番偉い人)も登場して、こんなことを言っています。

オフィスソフト市場に、別の選択肢が登場してきたことは素晴らしいと思います。それだけ、複数のソフトメーカーが切磋琢磨しているということでしょう。
ただ、危惧することはあります。それは、データの互換性です。当社のOfficeと互換オフィス間で、互換性に不満を感じているユーザーは少なからずいるようです。当然ですが、当社のOfficeで作ったデータを他のメーカーのツールで開いて保存したら、当社がデータの互換性を保証することはできなくなります。

日経パソコン 2009年6月8日号 編集長インタビュー

えーっと、Microsoftは、相互運用性を高める取り組みをしているんじゃなかったかな。何のためにファイルフォーマットをISO標準にしたんでしたっけ?

日経パソコンの記事としても、取っ掛かりはコスト削減やネットブックの台頭なのはよく分かるけど、もう一歩踏み込んで、相互運用性の理想と現実、利点と欠点まで取り上げて欲しかったかな。



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