OpenOffice」カテゴリーアーカイブ

Apache Incubator Wiki にOpenOfficeProposalの日本語ページ登場

とりあえず、気が付いた面白そうなところとしては、

  • OpenOffice.orgの派生図:oo-forks.png (920×1326)
  • すでにわかっているリスク(Known Risks)という項目は、面白い。検討すべき課題の候補案が網羅されている
  • 特に、”サラリーマン開発者への依存”のところで、Apache2.0ライセンスへの切り替えによって、人材を集める可能性を高めることが指摘されている
  • 創始コミッタ(Initial Committers)に、IBMとREdOffice、それとルイスさんと中田さんの名前があるね。

震災復興に向けてOpenOffice.org収録CDを配布

日本OSS推進フォーラムが、これまでの活動をベースにして、被災された人や復興支援を行っている人を対象に、自由に使えるオープンソースのオフィス・ソフト(OpenOffice.org、略称OOo)を希望者に無償で配布してサポートすることを発表しました。Windows版に加えて、Ubuntsu版・Kubuntsu版もあります。そのうえ、2012年3月末まで利用および技術サポートを電話やメールを通じて無償で提供するんだそうです。


LibreOffice/OpenOffice.org用Writer’s Tools

OSSを紹介するブログ「MOONGIFT」に、LibreOffice/OpenOffice.org用Writer’s Toolsが紹介されていたので、関連情報を整理してみます。OpenOffice.org2.1のころからある機能拡張で、日本語ドキュメントもあったりします。


Oracle、OpenOffice.orgをApache財団に寄贈

びつくり!

ニュースソースは、この3つ2つ

OpenOffice.orgコミュニティの分裂は、オラクルのせいだという論調があるけれど、SunのStardivisionとコミュニティ系の開発者のコミュニケーションには元々課題があったからなぁ。SunからOracleに看板が変わっても、コミュニティに相対する人たちの顔ぶれは、さほど変わっていなかったってこともありうるわけで。なので、何でもオラクルのせいみたいに述べる記事は、ちょっとどうかと思う。

SourceForge.JP Magazineの記事には「これにより、これまでLGPLで公開されてきたが、Apache License 2.0を採用する」とあるが、ニュースソースを確認できませんでした。一般に著作権者でない限り、LGPLからAPLへライセンス変更できないのだけれど、まあ、Sun->Oracleは、OpenOffice.orgの著作権を持ち、貢献者からも著作権同意を取り付けている。だから、今後ライセンスが変更されることもあるのかも。

じゃあ、なぜThe Document Foundationではなく、Apacheなのか。私の予想は「POI」(Apache POI – the Java API for Microsoft Documents)との親和性。OracleもIBMもApacheも、サーバーサイド(とクラウド)にメリットを見出しているんじゃないかな。感覚的な話だけれど。OpenOffice.orgとLotus Notes/SymphonyとPOIが連携性を高めていったりして。あ、POIのスポンサーはMicrosoftじゃなかったか?

追記:2011-06-08


徳島県、OpenOffice.orgの標準利用を開始 – 日経PC-online

日経PC-onlineに、徳島県での導入事例が紹介されていました。

「2008年10月から部分的に使用。2011年3月に導入を決定。2011年7月から標準ソフトとして本格運用を始める。」だそうです。

記事では、横浜市の検討状況もフォローされていて、

横浜市の総務局IT活用推進課では、「評価の結果、無料であることを考えれば使えるレベルと分かったが、OpenOffice.orgの開発者の一部がコミュニティから離脱してLibreOfficeを作るなど、今後の状況が見えにくい部分もあり、慎重に検討したい」としている。

という記述もあります。


オラクル、OpenOffice.orgの商用版を提供中止へ?

オラクルが、商用版OracleOpenOfficeの提供を終了し、コミュニティベースに移行すると発表。あ、でも、オラクルは引き続き、ODFなどオープンスタンダードなドキュメントフォーマットを強力に支援していくとも書いてある。

ニュースソースは、こちら。


山形県より2年も前に、OpenOffice.orgを導入していた徳島県

徳島新聞Webに、徳島県東みよし町がOpenOffice.orgを導入したという記事が載っていたのですが、そこになんと、徳島県は2008年から導入していて、2010年度末までに4000台中の1000台に導入の予定と書いてありました。

ほほー。いやー、すごいね。知らなかったよ。県庁から提供するドキュメントファイルも、一太郎ファイル形式とPDF、ODFになっています。

そういえば、ジャストシステムの創業は、徳島県でした。


企業向けにOpenOffice.orgで経費削減、のススメ

デージーネットの恒川さんによる紹介記事。経営者のためのコミュニティポータル:ビジプラに掲載されています。あ、「オープンソースでメシが食えるか!?」なる本も書いていますね。

ユーザー会について「私たちの場合には、こうしたメーリングリストを活用することで、ほとんどの問題を解決できました。」とコメントしています。

デージーネットさんでも、OpenOffice.orgを採用しているなら、ぜひ導入事例で紹介させて頂きたい。