LibreOffice」タグアーカイブ

OracleからのOpenOffice.org離脱と言うよりも・・・

日経Linuxにも、このニュースが載っていた。
結局、「OpenOffice.orgからの一部メンバー独立」って、ことなんだけどナー。

The Document Foundation(TDFという略称になるようです)の1週間目のアナ
ウンスに、オラクルの反応とTDFによる理解が載ってます。

ようするに、スルーするんだな。


LibreOffice登場 - 追記:ニュース記事がまだ間違っているゾ

OpenOffice.orgコミュニティの主要メンバーの一部が、新しくThe Document Foundationを立ち上げた。今後は、LibraOfficeを提供していく。

ただし、これは今のところ、OpenOffice.orgがOracleから独立する事を意味していない多くの記事が、そこのところを間違えている。混乱の元だ。OpenOffice.orgのアナウンスメーリングリストに、The Document Foundationからアナウンスが投稿されていた。これを見逃していました(すみません)。

ちなみに、OpenOffice.org側は、特に変化なし。

現在、StarSuite/StarOfficeは、こんなふうになっています。

以下、各種記事。随時追加していきますが、徐々に詳しくなっていくかも。、と思ったら間違った記事が増えている・・・。

The Document FoundationはOpenOffice.orgの権利を持つOracleからは独立した組織となるが、現在Oracleに対してThe Document Foundationのメンバーとしての参加を呼びかけているほか、「OpenOffice.org」というブランド名をThe Document Foundationに寄付するよう要請しているとのこと。ただし、Oracleから回答は得られていないため、ひとまずは「LibreOffice」という名称でオフィススイートの開発やリリースを進めるとしている。

SourceForge.JP Magazine

とりあえず、SourceForge.JP Magazineの”OpenOffice.orgコミュニティがOracleから独立”という表現は間違っているよね。

ITproの記事も間違っている。OpenOffice.org Communityは何も発表していない。今回の発表の主体は、The Document Foundation。The Document Foundation = OpenOffice.org Communityではない。OpenOffice.orgコミュニティが「Document Foundation」として独立 するのではない。 記事が訂正されました。

RBB TODAYの記事も間違っているは紛らわしい。「OpenOffice.org」が、「LibreOffice」に名称変更するのではない。The Document Foundationは、OpenOffice.orgとは別に、とりあえずLibreOfficeを出す。Oracleが主なスポンサーになっているOpenOffice.orgは、今までどおりOpenOffice.orgを出す。状況は変わるかも知れないけれど、今のところOracleは何も発表していない。その後、記事が訂正されたが、記事タイトルなどが、まだ紛らわしい。

ITmediaでもニュースが出た。「新組織の立ち上げで、開発者らはOracleから離れることになる。」としているが、Oracleに直接雇用されているメンバーがOracleをやめるようには見えない。

PS:OpenOffice.org 日本語プロジェクトリードである中田さんのブログ記事。

PS2:
OpenOffice.orgのアナウンスメーリングリストに、The Document Foundationからアナウンスが投稿されている。同じメールが、The Document Foundationのアナウンスメーリングリストにも掲載されている。

OpenOffice.org Community announces The Document Foundation
The community of volunteers developing and promoting OpenOffice.org sets up an independent Foundation to drive the further growth of the project

つまり、「OpenOffice.orgコミュニティは、The Document Foundationをアナウンスする。OpenOffice.orgの開発とプロモーションのボランティアが、プロジェクトのさらなる発展を目指して、独立したファウンデーションを設立する」としている。