Twitterには、すでに流しましたが、企業へのOSS導入をサポートするアシストの、7月に開催されるプライベートイベント(東京、福岡)で、下記のセミナーが行われます。
- A-3:OpenOffice選定までの軌跡と今後の全社展開構想
- JFEスチール(株) IT改革推進部
プレスリリースは出ていませんが、久しぶりにビッグな企業導入事例になりそうですね。
こちらのブログは、すっかり更新が滞っております。
どのくらいの人が見ているか不明ですが、いちおう最新の話題をアップしておきましょう。
なんと、こんな本が出ているのを本屋で発見しまいた。
Apache POIは、JavaからMicrosoft Office(ExcelやWord)のファイルを操作するためのクラスライブラリ。これを使うと、ExcelやWordのファイルをMicrosoft Office以外からいじれるようになる。
本書では、ビジネスでの用途が多いExcelに特化し、POIでExcelドキュメント作成の自動化をどこまでできるかを「~したい時にはどうするか」という、逆引きスタイルで多数の実例を用いて解説します。 さらに一歩踏み込んで、POIの機能不足を補うカスタマイズの例、くわえて、日々のExcel業務効率化のために各種スクリプト言語でのPOIの利用についても言及し、より実践的で盛りだくさんの内容になっています。
だそうです。ご興味のある人は、ぜひ、どうぞ。
IBMが提供する無償オフィススイートで、OpenOffice.org互換かつLotusNotesとの親和性も高いLotus Symphony。
IBMは、ノーツという企業向けデスクトップアプリケーションで大きな実績を持ち、その機能強化と一層のオープン化に意味がある。そこが、オラクルと違うところ。それに、Apache財団との連携でも実績があるんじゃないかな。
gihyo.jpで、LibreOffice/Apache OpenOfficeの現状のまとめが掲載されています(書いたのは、あわしろいくやさん)。
全体が混とんとしているってことが、分かりやすいですね。昨年版と合わせて読むと、流れがよく分かると思います。
先日、Microsoft OfficeからLibreOfficeへの移行を発表したJA福岡が、LibreOfficeの操作に関するよくある質問とその答えをまとめた文書「よく使うCalc&Writerマニュアル」を公開しました。
こういうのが貢献のお手本として定着するのは、とても良いねー。自治体がOpenOffice.org/LibreOfficeを導入するたびに、こういう移行マニュアルが公開されて、それをITproさんがマメに取り上げてくれる。オープンソースコミュニティへの貢献は、こんなところからでも大丈夫なんだと、広く知ってもらうためには、とても良い。
もしかすると、”個々にドキュメントを作るんじゃなくて、一か所に集約して作ったほうがいい、車輪の再発明だ”というような声もあるかもしれません。しかし、私はそうは思いません。使う人のすそ野が、びっくりするほど広いのが、OpenOffice.org/LibreOfficeの特徴的なところです。だから、こういうドキュメントを読む人は、自治体の地元でOpenOffice.org/LibreOfficeを使い始めてしまう人たちなんです。そんな人たちに、「ドキュメントが必要ならググって検索して」とか「コミュニティのWebサイトからダウンロードして」とか言ったら、きっと引いてしまうと思います。近くの人が、「こういう資料を用意しておいたから、おじさん読んでみてー」と、直接サポートするのが重要なのです。
ただ、ドキュメントには著作権表示と再利用可能なライセンス(CC表示とか)をつけると、なお良いと思います。また、PDFだけでなく、ODFのファイルも公開して、自由に改変可能にすると、もっといいと思います。そうすれば「うちの会社でも使ってみるか」というときに、さらに自社用マニュアルのマニュアルを作れるようになります。
そして、そんなふうに作られたマニュアルを、再利用しやすい形にライブラリ化するというのが理想的かも知れませんね。これは、ドキュメントの作成を一か所に集約するのとは、ちょっと違います。分散して個々の要求に応じてドキュメントを作成しながら、その成果物だけまとめるのです。できれば、見栄えくらいは、そろえると良いかも知れませんね。
ほんの思い付きですが・・・
Apache財団から、Apache OpenOffice.orgに関するオープンレターが公開されました。この記事は、OpenDocumentエコシステムに向けてとなっています。SourceForge.JP Magazineの記事にて、詳細を紹介しています。
アシストさんの情報誌に、三洋機工株式会社のOpenOffice.org導入事例の詳細が掲載されていました。マクロの移行のところとか、すごいかも。