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LibreOffice登場 - 追記:ニュース記事がまだ間違っているゾ

OpenOffice.orgコミュニティの主要メンバーの一部が、新しくThe Document Foundationを立ち上げた。今後は、LibraOfficeを提供していく。

ただし、これは今のところ、OpenOffice.orgがOracleから独立する事を意味していない多くの記事が、そこのところを間違えている。混乱の元だ。OpenOffice.orgのアナウンスメーリングリストに、The Document Foundationからアナウンスが投稿されていた。これを見逃していました(すみません)。

ちなみに、OpenOffice.org側は、特に変化なし。

現在、StarSuite/StarOfficeは、こんなふうになっています。

以下、各種記事。随時追加していきますが、徐々に詳しくなっていくかも。、と思ったら間違った記事が増えている・・・。

The Document FoundationはOpenOffice.orgの権利を持つOracleからは独立した組織となるが、現在Oracleに対してThe Document Foundationのメンバーとしての参加を呼びかけているほか、「OpenOffice.org」というブランド名をThe Document Foundationに寄付するよう要請しているとのこと。ただし、Oracleから回答は得られていないため、ひとまずは「LibreOffice」という名称でオフィススイートの開発やリリースを進めるとしている。

SourceForge.JP Magazine

とりあえず、SourceForge.JP Magazineの”OpenOffice.orgコミュニティがOracleから独立”という表現は間違っているよね。

ITproの記事も間違っている。OpenOffice.org Communityは何も発表していない。今回の発表の主体は、The Document Foundation。The Document Foundation = OpenOffice.org Communityではない。OpenOffice.orgコミュニティが「Document Foundation」として独立 するのではない。 記事が訂正されました。

RBB TODAYの記事も間違っているは紛らわしい。「OpenOffice.org」が、「LibreOffice」に名称変更するのではない。The Document Foundationは、OpenOffice.orgとは別に、とりあえずLibreOfficeを出す。Oracleが主なスポンサーになっているOpenOffice.orgは、今までどおりOpenOffice.orgを出す。状況は変わるかも知れないけれど、今のところOracleは何も発表していない。その後、記事が訂正されたが、記事タイトルなどが、まだ紛らわしい。

ITmediaでもニュースが出た。「新組織の立ち上げで、開発者らはOracleから離れることになる。」としているが、Oracleに直接雇用されているメンバーがOracleをやめるようには見えない。

PS:OpenOffice.org 日本語プロジェクトリードである中田さんのブログ記事。

PS2:
OpenOffice.orgのアナウンスメーリングリストに、The Document Foundationからアナウンスが投稿されている。同じメールが、The Document Foundationのアナウンスメーリングリストにも掲載されている。

OpenOffice.org Community announces The Document Foundation
The community of volunteers developing and promoting OpenOffice.org sets up an independent Foundation to drive the further growth of the project

つまり、「OpenOffice.orgコミュニティは、The Document Foundationをアナウンスする。OpenOffice.orgの開発とプロモーションのボランティアが、プロジェクトのさらなる発展を目指して、独立したファウンデーションを設立する」としている。


OpenOffice.orgコミュニティを、もっと拡散させよう。

日本におけるOpenOffice.orgのコミュニティが、また一段と拡散した。

素晴らしい。

「多様性は善」であると、 Rubyの開発者であるMatzさんが言っている(参考1参考2参考3)。それは、OpenOffice.orgのコミュニティにも当てはまると、私は思う。

統合オフィスソフトという道具は、人々の活動の多くの場面、目的も条件も全くことなる、様々な場面でチカラを発揮する。それを支援する活動にも、様々な形態と思考が必要になるはず。多様性がなければ生き続けられないし、生き延びられない。だから、今回のような「日本OpenOffice.org&ODF利用推進グループ」が立ち上がることは大歓迎。OpenOffice.org日本語プロジェクトやOpenOffice.org日本ユーザー会や日本OpenOffice.org&ODF利用推進グループだけじゃなく、もっともっと増えるとイイ。

そのとき重要なのは、分裂ではない(それは兵力の分散となり弱体化するだけ)。同じような属性をもったカタマリが小さくなるんではなく、異なる目標と生存条件を持ちながら独自性を獲得することが欠かせない。統合オフィスソフトを取り巻く環境はあまりにも多様なので、全体に浸透していくためには、各々の活動条件と各々の目的のためにワガママに振る舞う必要がある。それがダイナミズムを生むと共に、そこから相互支援的なエコシステムが立ち上がってくることを期待している。

と書いてはみたけれど、何だかよく分からない文になってしまった。

あとは、日本でのOpenOffice.orgの利用促進につながるような、開発を支援する基金みたいなものが立ち上がるといいんだけどなぁ。一人か二人分くらいでいいので、コミュニティのコアにつながる開発者を継続的に支援する仕組みがあるといい。ビジネス系の集まりは、そういったあたりが(自分たちの目的にも合致して)やりやすいと思うんだけど、如何なもんでしょう。


鴻上ファウンデーション、OpenOfficeでニート支援 : bogusnews

面白い記事だけど、仮面ライダーOOO(オーズ)の第1回放送を見ていないと、理解できないような。

ま、2009年のはじめごろ、MicrosoftはOfficeのコマーシャルに、仮面ライダー(1号)を使っていたし、最近は若者の就労支援なんてプロジェクトもやっていたから、bogusnewsのネタ記事はそっちのパロディとしては面白いかも。


仮面ライダーOOOとOpenOffice.orgのハッシュタグが重複だとか

新しい仮面ライダー、家族で見ましたよ。うちでは、「ラーメンどんぶりみたい」と、いうコメントが。怪人のデザインは、かっこいい。

Twiiterのほうは、つぶやかないので、個人的には影響なし。

そういえば、「PaintShopPro」と「PlayStation Portable」の略称がカブってたなー。


こういうものが、あるんだな。

情報伝達の経路を増やすことは、いろいろと普及活動みたいなことをするときに、とても重要。

さて、調べ物をしていたら、たまたまこんな活動を発見しました。OpenOffice.orgとか、興味を持ちそうなチャネルだし、すでに、興味を持っている人も、いそうだしね。同時に、そこにきちんと合わせた支援活動も必要そう。

何か今すぐできるわけではないんだけれど、いちおうメモしておこう。


「OpenOfficeをデジタル化が進んでない会社で使うべき3つの理由」が面白い

かやくごはんのミニブログ」で、「OpenOfficeをデジタル化が進んでない会社で使うべき3つの理由」という記事が公開されておりまして、これがとても面白いです。

記事中では、1. 「紙出力」が多い会社こそOpenOfficeを導入すべき、2. パソコン的資源が偏在している会社こそOpenOfficeを導入すべき、3. ネットへの理解がない会社こそOpenOfficeを導入すべき、というように3つの理由を説明しています。

もともとパソコンやMicrosoft Officeは、びっくりするほど多くの人たちが使っているわけで、そこにOpenOffice.orgは、ゆっくりと時間をかけて浸透していっているんだと思います。だから、気長に情報を伝えていくことが不可欠ですし、このように広がったすそ野にこそ伝わる物語が重要だと思います。

最後に、JUST Suiteの話が出てきますが、「●●●なら出来るじゃん」というのは、他にもイロイロあるわけで、だからJUST Suiteだけ取り上げる必要は無いと思うんですけれど(まあ、特定の知り合いを想定しているのかも知れませんが)。

「パソコンを使う」人たちが、なんとなーくパソコンを使っている中で、それぞれの現場でこういう再考をしていくことは、とても重要ですよね。

それにしても、この記事は素晴らしい。まだまだ、語るべき人はたくさんいるんだなぁ。